「このMTG議事録とっといて!」
と、議事録作成を上司や先輩に急に依頼されて慌てたことはございませんか?
一言も逃さまいと議事録作成に躍起になってMTGに積極的に参加できなかったり、議事録の清書で時間がかかり残業してしまったりと、案外議事録作成ってデメリットが多いんですよね。
今回は、そんな悩める方に向けて議事録を自動で作成できるサービスをご紹介します。
議事録を作成するメリット・デメリット
そもそも議事録を作成する目的から確認しましょう。議事録作成のメリットとして、何が挙げられるのか。デメリットとともに、2つずつご説明します。
議事録作成のメリット
議事録を作成するメリットは、大きく2つあります。
メリット1.情報共有できる
議事録をつくる第一目的は、情報共有でしょう。具体的には、決定事項・備忘録・責任の所在などの共有です。文字起こしされることにより、「言った/言っていない」のトラブルを回避しやすくなったり、前の会議の情報を復習できたりします。
メリット2.業務効率化につながる
もう1つの目的は、業務効率化を図ることでしょう。たとえば会議に参加できなかったメンバーにも、簡単に情報伝達が可能です。また前の会議が文章で可視化されていれば、次の会議でも、前回の続きの内容にスムーズに入ることができます。
議事録作成のデメリット
一方で議事録を作成するデメリットも、大きく2つあります。
デメリット1.議事録作成に時間が割かれる
議事録を作成するには、時間という人的リソースを割かなければなりません。長い会議なら議事録作成に数時間かかることもあります。役員会議などの重要な会議では、まったく発言をしない書記担当者も必要になることもあるでしょう。
デメリット2.確認・修正作業が必須
議事録は書いたら完成ではなく、会議などの参加者全員に「この内容でOKですか?」といった確認作業が必須です。間違った情報は修正しておかないと、混乱を招いてしまうからです。このように参加者全員に確認・修正する手間が発生します。
議事録自動作成サービスとは?
議事録自動作成サービスには、「自動作成サービス」と「作成補助サービス」の2種類があります。
今回ご紹介する前者の「議事録自動作成サービス」は、ただ単に話し声をテキスト化するサービスではありません。「誰がいつ何を話したか」といった情報を自動で追加したり、「ええと」など不要なワードを自動で削除したりできる議事録作成サービスです。
ちなみに後者の「議事録作成補助サービス」は、議事録自動作成サービスより低コスト・低スペックで、あくまでも議事録作成を効率化するサービスのこと。たとえばGoogleドキュメントの音声入力機能を議事録の作成補助サービスとして使えば、話し声をテキスト化するだけに留まります。
先に議事録作成には時間がかかるという話をしましたが、「議事録自動作成サービス」を使えば、議事録作成の時間を1/3や1/5に短縮することが可能です。
つまり圧倒的にラクに議事録がつくれるようになるということです。
では、議事録自動作成サービスには、どんなものがあるのでしょうか。
おすすめの議事録自動作成サービス3選
安さ or Zoom連携重視なら「AI GIJIROKU」
(画像引用元:AI GIJIROKU)
AI GIJIROKUは、リアルタイム翻訳ができ、画面に30か国語の字幕を表示できます。業種別の音声認識機能が強化されており、各業界の専門用語を認識できるように工夫されています。
連携可能なビデオチャットは、「Google Meet/Zoom/Skype/Teams/Hangouts/Webex」です。
AI GIJIROKUは、閲覧だけなら無料で使えます。有料の場合は、下図のとおり3種類です。有料プランの最安値は、月額1,500円の「パーソナルプラン」。最高値は、月額200,000円の「ビジネスプラン」になります。
(画像引用元:AI GIJIROKU 機能 / 価格)
「パーソナルプラン」の1週間の無料トライアルを利用できるのは、招待コードをもっている方限定です。招待コードがない場合は、1か月間「パーソナルプラン」を体験してみるのがおすすめです。
AI GIJIROKUの公式サイトは、こちら。
最新機能重視なら「スマート書記」
(画像引用元:スマート書記)
スマート書記は、累計利用社数2,000社以上、累計利用者数10,000人以上の実績があります。頻繁にアップデートされており、どんどん使いやすくなっているのも特徴の1つです。2022年8月1日時点における直近のアップデートは、下記になります。
2022年7月に、大型アップデートがあり、下記3つの機能が追加されました。
- 一目で誰の発言かわかる!(自動話者分離機能)
- 使用頻度の高いキーワードを「スマート書記」が学習。使えば使うほど個別カスタマイズ(用語登録サジェスト機能)
- 会議中の「ここ大事なポイント!」を逃さない(ミーティングのハイライト機能)
また2022年6月のアップデートでは、文字起こしの結果が随時表示されるようになり、文字起こしが完了するまで待つ必要が無くなりました。
録音機能は、「Zoom/Teams/Google Meet/Webex」など、すべてのWeb会議ツールで連携なしで参加者全員の音声を1台の端末で録音可能です。
月額料金は月額30,000円〜。利用人数により金額が異なるため、個別に見積をとる必要があります。なお初期費用・保守サポート費用などは0円です。
※行政や自治体は、料金体系が変わります。
一度お試しで使ってみたい場合は、14日間の無料トライアル(https://www.smartshoki.com/#contact)が利用可能です。トライアル中は、すべての機能が利用できます。
スマート書記の公式サイトは、こちら。
AI機能重視なら「ZMEETING」
(画像引用元:ZMEETING)
ZMEETINGは、ディープラーニングを用いた研究・開発を行っている国立研究開発法人発のベンチャー企業、Hmcomm株式会社により開発されました。ZMEETINGの強みは、業界初の感情認識機能になります。会議音声を感情認識エンジンに通すことで会議の雰囲気(感情)を認識することができ、会議の分析に有効です。
※感情認識機能は、MEDIUM・LARGEプランのみ。
対応可能なWeb 会議システムは、Teams/Skype/Google Meet/WebEx/Zoomになります。
ZMEETINGの年額は、下記のとおり。年額の最安キャンペーン価格は、約4万円(39,336円)となっています。月額プランは公式サイトに記載がないため、お問い合わせが必要です。
(画像引用元:ZMEETING 料金プラン)
無料トライアルについては、公式サイトに問い合わせればできると思われます。「評価版などの精度を試す、無償版・有償版のアカウントをご用意することが可能」と記載されているからです。
ZMEETINGの公式サイトは、こちら。
まとめ
安さ or Zoom連携を重視するなら「AI GIJIROKU」、最新機能の充実を重視するなら、「スマート書記」、AI感情認識機能を重視するなら「ZMEETING」がおすすめです。
とりあえず低価格で議事録自動作成サービスを試してみたいという方は、安価なAI GIJIROKUを利用してはいかがでしょうか。