会社案内パンフレットは、意外と万能ツールで、営業にも採用にも使えることをご存知でしょうか?
主な使い道としては、「商談資料の事前送付」「顧客フォロー用の営業資料」「会社説明会の資料」など、実は盛りだくさんです。「えっ、今どき紙媒体?」と思うかもしれませんが、逆に目立って、印象に残るというメリットもあります。要するに、デジタルにはデジタルのよさ、アナログにもアナログのよさがあるのです。
今回は、会社案内パンフレットのメリットや活用例、作り方のコツなどを解説していきます。「一度作ってみる価値があるかもしれない」と思われたら、ぜひお試しください。
会社案内パンフレットを制作する
会社案内パンフレットの魅力やメリット3つ
会社案内パンフレットの魅力やメリットは、主に以下の3つです。ちなみに今回は、営業資料として活用した場合を想定しています。
メリット1.名刺代わりになる
紙の営業資料を使う会社は珍しく、名刺代わりや挨拶代わりに渡すことで、印象に残すことができます。営業をかける際、第一印象はたいへん大切で、その観点からも与える影響は大きいです。
メリット2.会社の全体像が一目でわかる
会社案内パンフレットのメリットは、全体像がつかみやすい点です。電子媒体より紙媒体のほうが、一覧性が高くて、ぱっと見てわかる傾向があります。
メリット3.認識のズレ防止になる
パンフレットで伝達内容を統一できれば、部署間の認識のズレを防ぐことにもつながります。他部署や担当者代理の方が、顧客対応をする際にも、会社案内パンフレットは利用可能です。
会社案内パンフレットの4つの活用例
会社案内パンフレットの活用例としては、主に以下の4つが挙げられます。
活用例1.商談資料の事前送付
商談に使う会社案内パンフレットや営業資料を、事前に送付してしまうという方法があります。商談前に読んでもらうことができれば、商談当日にもっと突っ込んだ話や質問回答ができます。
活用例2.顧客フォロー用の営業資料
商談や展示会などで、詳しい話ができなかったときは、顧客フォローを行うための営業資料として活用可能です。一度話をして終わりではなく、その次につなげていく営業ツールとしての利用価値があります。
活用例3.展示会での配布資料
会社案内パンフレットは、展示会やイベント、セミナーでの配布資料としてもよく利用されます。会社や自宅に戻ったあとに、こんなブースがあったと思い出してもらうきっかけにもなるでしょう。
活用例4.採用パンフレットとして流用
もともと営業用で作成した会社案内パンフレットでも、採用パンフレットとして流用することは可能です。求職者向けの会社説明会で配布する資料としても利用できます。
会社案内パンフレットの作り方のコツ5選
会社案内パンフレットの作り方のコツは、主に以下の5つです。なお、A3用紙を2つ折りにした「A4サイズ」のパンフレットを想定しています。
コツ1.ターゲットを明確にする
営業パンフレットとして作成する際は、ターゲット層を明確にすることが重要になります。万人向けにしてしまうと、誰の心にも刺さらない、ありきたりな内容になりがちだからです。たとえば営業先が、個人か法人かで、パンフレットの作り方は大きく変わってきます。
コツ2.伝えたいメッセージを1つに絞る
設定したターゲットに、最も伝えたいメッセージを1つに絞り込みます。あれもこれも伝えようとすると、結局何が言いたいのかわからない内容になりがちだからです。たとえば「うまい、やすい、はやい(吉野家)」のような、お客様の記憶に残りやすいような自社独自のセールスポイントを伝えるとよいでしょう。
コツ3.ストーリーティングを取り入れる
会社案内パンフレットでは、ブランドストーリーや創業ストーリーを含めるのがおすすめです。ただ事実を並べただけのパンフレットでは面白みに欠けてしまい、印象に残らない、共感が得られないといった問題が生じてしまいます。たとえば、会社やブランドの誕生背景・創業者の思い・商材のこだわりなどを、物語で伝えると効果的です。
コツ4.デザインの4原則を踏まえる
パンフレットは、内容もさることながら、見た目をおしゃれにすることも重要です。具体的には、近接・整列・反復・対比という4つの基本原則を守るという考え方があります。詳しくは、『デザインの4原則|見やすい資料は、近接・整列・反復・対比で作成できる』をご覧ください。
コツ5.最後のページで次につなげる
パンフレットの最後のページは、営業担当者や次のアクションにつなげるための工夫が大切です。会社の電話番号・メールアドレス・住所などは目立つように記載して、お問い合わせできるようにしておきましょう。また、見積依頼・来店予約・商品購入・無料相談など、次のアクションを促すこともできます。
会社案内パンフレットを営業や採用に使ってみよう
業界や業種にもよりけりですが、会社案内パンフレットを営業や採用に使う価値がある方も、きっといらっしゃると思います。
わざわざ紙の会社案内パンフレットを使うのかと、疑問に思う人も多いことでしょう。しかしデジタル全盛期だからこそ、あえて紙にすると、印象に残りやすいのです。
「商談資料の事前送付」「顧客フォロー用の営業資料」「展示会での配布資料」「採用パンフレットとして流用」など、使い道はたくさんあります。もし何かピンとくるものがありましたら、ぜひお試しください。
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