Twitter Blue(ツイッターブルー)とは、Twitter初の月額980円サブスクです。
加入するメリットは「最大2時間・8GBの動画投稿」「1万文字のツイート」ができるなど、合計16個の新機能が利用できることです。
しかし一方で、「表示される広告が半減するだけで、毎月980円を払う価値はあるのか?」といった厳しい意見もあります。
そこで、今回はTwitter Blueの「16個の新機能」「加入するメリット・デメリット」「加入条件」などを解説していきます。
Twitter Blueに加入すべきか悩んでいる方は、ぜひ目を通してみてください。
Twitter Blueとは、Twitter初の月額980円サブスク
Twitter Blue(ツイッターブルー)とは、月額980円で利用できる、Twitter初のサブスクリプションサービスです。
Twitter Blueに加入すると、16個の新機能(詳細は後述)が利用できるようになります。
また、下の写真のような、ブルーの認証済みバッジ(青いチェックマーク)も付与されます。
利用料金はウェブブラウザから申し込むと、消費税込みで月額980円です。
ウェブブラウザ版 (Webサイト) | 月額980円 ※税込み |
iOS/Android版 (スマホストア) | 月額1,380円 ※税込み |
なおウェブブラウザ版で加入するときの支払い方法は、クレジットカードのみになります。
では、月額980円を支払うことで、具体的に何ができるのでしょうか。
Twitter Blueの機能は、全部で16個
Twitter Blueに加入すれば、16個の新機能を利用できるようになります。
わかりやすく一覧にまとめると、以下のとおりです。
1.ツイートを編集
元のツイートが送信されてから30分間、一定回数の変更ができます。
2.広告数の半減
[フォロー中] と [おすすめ] の各タイムラインに表示される広告数が、約50%減少します。
3.長文ツイート
長文ツイート機能を使用すれば、最大1万文字のツイートを投稿できます。
4.テキストの書式
twitter.comで、ツイートのテキストに太字と斜体の書式を適用できます。
5.ブックマークフォルダ
ブックマークに追加したツイートを、フォルダに分けて整理することができます。
また、常に非公開となるブックマークやブックマークフォルダを無制限に作成可能です。
6.カスタムアプリアイコン
スマートフォンでのTwitterアプリアイコンの表示(色など)を、カスタムアプリアイコンで変更できます。
7.NFTのプロフィール画像
自分が所有するNFTを、六角形の形状をしたプロフィール画像としてTwitterアカウントに表示させ、オーディエンスにアピールできます。
8.テーマ
Twitter Blueテーマを使うと、Twitterアプリの配色が選択可能です。
9.カスタムナビゲーション
ナビゲーションバーに表示される項目を選択して、お気に入りのコンテンツやTwitter機能にすぐアクセスできるようにできます。
10.[スペース] タブ
新しい [スペース] タブでは、ポッドキャスト・テーマ別のオーディオステーション・録音されたスペース・ライブ放送のスペースを発見ができます。
11.話題の記事
自分がフォローしているアカウントや、そうしたアカウントがフォローしているアカウントによって最も多く共有された記事が自動的に一覧化されるため、読みたいと思うタイプのコンテンツを簡単に見つけられます。
12.リーダー
長いスレッドを読みやすい表示に変換でき、テキストサイズの変更が可能です。
13.ツイートの取り消し
送信後のツイートを、Twitterの他のアカウントに公開される前に取り消すことが可能です。
なお取り消し可能な時間が経過すると、ツイートはフォロワーに表示されます。
14.会話や検索結果でのツイートの上位表示
Twitter Blueユーザーがツイートに反応を示すと、そのツイートのランキングがわずかに上がります。
また、Twitter Blueユーザーの返信は会話の最上位付近に表示されます。
15.長尺の動画のアップロード
Twitter Blueユーザーは、最大2時間、ファイルサイズが8GBまでの動画(1080p)をアップロードできます(twitter.comのみ)。
16.ショートメールによる2要素認証
Twitter Blueユーザーは、ショートメールによる2要素認証を利用して、Twitterアカウントのセキュリティを強化できます。
ただ国や携帯電話会社によって、利用できないケースもあります。
このように、月額料金980円を支払うことで、上記16個の機能が利用可能になります。
【出典】Twitter Blueについて
Twitter Blueに加入するメリット
Twitter Blueに加入するメリットは、主に以下の3つになります。
1.ひときわ目立つ
たとえば、一般ユーザーの文字数制限140文字を超えた長文ツイートをすれば、ひときわ目立ち、たくさんの注目を集めることができます。
また、映画のように長い動画をアップロードした場合も、ひときわ目立ちます。
2.なりすまし対策になる
偽アカウントを勝手に作成されて、本人になりすまして投稿されるといった被害が減ります。
また、ショートメールによる2要素認証の機能もあり、セキュリティ対策を強化できます。
3.新機能をいち早く試せる
先ほど16個の新機能を紹介しましたが、それらをいち早く使えるというのは、うれしい点です。
細かくカスタマイズして、Twitterをより便利に快適に使うことができます。
Twitter Blueに加入するデメリット3選
反対に、Twitter Blueに加入するデメリットは、主に以下の3つです。
1.月額料金が発生する
Twitter Blueに加入すると、月額980円かかり、1年間継続すると11,760円を支払うことになります。
ただ年間プランに加入すると、利用料金は10,280円(月額換算857円)になり、年間1,480円・月間123円安くなります。
2.電話番号の登録が必要になる
Twitter Blueに加入するには、個人情報である電話番号の登録が必要です。
万が一、個人情報漏洩事件やハッキング事件が起きると、被害を受ける可能性があります。
Twitter Blueへの加入条件は4つ
Twitter Blueの加入条件(青いチェックマークの獲得条件)は、以下の4つになります。
1.情報に不備がない
対象のアカウントには表示名とプロフィール画像が設定されている必要があります。
2.アクティブに利用されている
Twitter Blueにサブスクライブ(加入)するには、対象のアカウントが過去30日間にわたってアクティブである必要があります。
3.セキュリティが確保されている
対象のアカウントは、作成後90日以上が経過していて、登録されている電話番号が認証済みである必要があります。
4.欺瞞的行為に加担していない
対象のアカウントが、以下の条件を満たしていることが求められます。
- プロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@で始まる名前)を最近変更していない
- 誤解を招く情報や虚偽情報の流布を行っている兆候が認められない
- プラットフォーム操作やスパム行為に加担している兆候が認められない
Twitter Blueにサブスクライブ(加入)したアカウントをTwitterが審査し、すべての要件を満たしているのが確認されると、青いチェックマークが表示されます。
Twitter広告の配信も、Twitter Blue加入が必要に
2023年4月22日から、企業や個人事業主の方で、Twitter広告を配信したいとお考えの場合、基本的にTwitter Blueへの加入が必要になります。
※金色の認証バッチ(チェックマーク)が付与されている場合は、例外です。
企業や個人事業主の方で、Twitter広告を利用される場合、Twitter Blueへの加入が必要になるケースが多いでしょう。
まとめ:Twitter Blueに加入すべきか
最後に、Twitter Blue(ツイッターブルー)の重要ポイントをおさらいしましょう。
Twitter Blueのメリットは「ひときわ目立つ」「なりすまし対策になる」「新機能をいち早く試せる」の3つ。一方のデメリットは「月額料金が発生する」「電話番号の登録が必要になる」の2つです。
このメリット・デメリットをよく比較して「Twitter Blueに加入すべきか」判断するとよいでしょう。
これからTwitter広告を配信する場合はTwitterBlue加入が必須でしょう。