株式会社ZENKIGENは4月26日、慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンター(東京都港区、センター長:中妻照雄、以下慶應FinTEKセンター)が主催し、Institution for a Global Society株式会社(東京渋谷区、代表取締役社長:福原正大、以下IGS)がシステム開発・運営を行うブロックチェーンを用いた就活を支援するプラットフォーム「STAR(Secure Transmission And Recording)」に参加する学生に対し、自己PR動画のAIフィードバック機能の提供を開始したことを発表した。
概要
■STARプロジェクトについて
STARプロジェクトは、慶應Fintekセンターが2020年から2023年3月まで実施した、学生の個人情報提供における安全性と透明性の確保、学生と企業双方に有益な個人情報活用戦略の研究、学生と企業のマッチング精度向上を目的とした共同研究プロジェクト。参画する12の企業・団体(2022年2月現在)と、ブロックチェーンを利用して、学習歴を活用しながら学生自身が情報をコントロールできる就活を支援するプラットフォーム「STAR(Secure Transmission And Recording)」を開発し、その社会実装を目指している。これまで全国約250校、約8650名の学生が利用しました。(2023年1月時点)この共同研究の知見を活かして、STARは2023年9月にデジタル人材の育成・採用サービス「ONGAESHI」としてリニューアル予定。
■本取り組みで用いるAI技術
ZENKIGENでは、自社が保有する300万件以上の動画データをもとに、深層学習などの技術と採用領域の専門的知見を活用し、独自のAIモデルを構築している。このAIモデルを活用することにより、発話内容などの「言語情報」と表情や身体の動きなどの「非言語情報」を定量化し、解析することが可能となる。本取り組みでは、上記AIモデルを用いて自己PR動画の印象や発話内容を定量的に評価し、その評価値を元に学生に対してフィードバックを行うシステムを新たに開発した。
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