飲食店の集客方法として、クチコミサイト・SNS・ブログだけでなく、Googleマップもあることを忘れていませんか?
Googleマップを使った集客を行うには、Googleビジネスプロフィールの登録が必要になります。近年は飲食店探しに、Googleマップを利用する人が増えているので、できるだけ手を打っておきたいもの。
今回は、ビジネスプロフィールを活用した飲食店の集客術を、無料・有料の両アプローチから徹底解説します。ビジネスプロフィールの登録方法も記載していますので、まだご活用されていない店舗オーナーさん、店長さんは、ぜひ参考にしてくださいね。
Googleビジネスプロフィールとは、無料で使える店舗PRサービス
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは、GoogleマップやGoogleの検索結果に店舗情報を表示できるサービスです。
▼Googleマップ
▼Googleの検索結果
※「さらに表示」のボタンに隠れてしまうこともあります。
Googleビジネスプロフィールには、位置情報・営業時間・電話番号・店舗の説明・店舗の写真などが登録できます。これらの店舗情報がGoogleマップやGoogle検索結果に、表示されるのです。要するに、無料でお店の魅力をPRできるということ。
Googleビジネスプロフィールは、広告・宣伝費を使うことなく、店舗集客を行う手法として、さまざま業界の会社に利用されています。とりわけ飲食店の集客効果はてきめんです。
というのも、Googleマップで飲食店を探す人がたくさんいるからです。
株式会社フルスピードの「Google マップ利用者へのアンケート調査結果(2020年)」をご覧ください。
(画像引用元:Google マップ利用者へのアンケート調査結果〈2020年〉)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000018628.html
このデータからも、飲食店のオーナーさんや店長さんにとって、Googleビジネスプロフィールの活用は、もはや必須と言えるかもしれませんね。
それでは、Googleビジネスプロフィールが、いかに強力な集客ツールになるのかを見ていきましょう。
Googleビジネスプロフィールが飲食店の集客対策になる理由
Googleビジネスプロフィールが飲食店集客に使える理由は、お客さんが自社店舗を見つけやすくなり、自動的に集客する仕組みが出来上がるからです。具体的には、次の3つが挙げられます。
理由1.クチコミ増加対策になる
たくさんのクチコミ・高評価を集めることは、来客数増加のかなめと言っても、過言ではありません。その根拠としては、株式会社movの「口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査(2022年)」をご覧ください。
(画像引用元:口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査〈2022年〉)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000024246.html
Googleビジネスプロフィールに登録すると、お客さんがGoogleマップなどにクチコミを書き込んだり、星の数で5段階評価したりすることが可能です。登録しないと、クチコミ・評価を得るチャンスをみすみす逃すことになってしまいます。
理由2.ゼロクリックリサーチ対策になる
ゼロクリックリサーチとは、ユーザーが検索をした際、検索結果のページに表示されたWebサイトにアクセスすることなく、検索行動を終えてしまうことです。以下の「銀座 寿司」でGoogle検索をした結果をご覧ください。
(画像引用元:Google)
このように個々のWebサイトを閲覧しなくても、Googleビジネスプロフィールの情報の一部を取得できるようになっているのです。なかにはWebサイトをクリックすることなく、上記のような店舗情報を閲覧し、検索行動をやめてしまうユーザーも。
ちなみにアメリカでは、ゼロクリックリサーチが50%以上という調査結果も出ているそうですよ。
理由3.ローカルSEO対策になる
先の「銀座 寿司」の検索結果のように、「地域名+○○」または「○○+地域名」と検索すると、Googleビジネスプロフィールの情報が一番上に出てきます。またローカライズ検索機能により、位置情報の設定がオンになっていたら、「地域名」を入れなくても、自動で「地域名」を加味した検索結果になります。たとえば新宿付近にいるときに「焼肉」と検索したら、新宿付近の焼肉屋が表示されやすくなるということです。
これらを考慮した施策が、ローカルSEOと呼ばれるもの。ローカルSEOとは、地域の影響を受けやすいキーワードで検索される場合の検索エンジン最適化になります。
有料PRサービス「ローカル検索広告」も利用できる
先ほどローカルSEOの話をしましたが、お金を出せばローカル検索広告を出すことも可能です。ローカル検索広告は、ユーザーがクリックすると広告料金が発生するクリック課金型広告(PPC広告)のこと。広告の料金相場は、1ヶ月あたり2〜3万円ほどになります。
(画像引用元:Google)
Googleマップで「名古屋 うなぎ」で検索した結果、“広告”と書かれている店舗が一番上に表示されていますよね。この赤線で囲んである部分が、ローカル検索広告です。
参考までに、ローカルSEOとローカル検索広告の違いも簡単に整理しておきましょう。
ローカルSEO | 無料。SEOの対策を施して、検索結果の上位表示を狙う。 |
ローカル検索広告 | 有料。Googleにお金を払って、検索結果の上位表示をとる。 |
このようにGoogleビジネスプロフィールを登録すれば、無料・有料両方の集客方法がとれます。
Googleビジネスプロフィールの登録方法
Googleビジネスプロフィールの登録は、公式サイト(https://www.google.com/intl/ja_jp/business/)から行います。この公式サイトの「今すぐ管理」ボタン、もしくは「管理を開始」ボタンを押すと登録が始まります。操作手順は、大きく次の6つです。
- ビジネスの名前を入力する
- ビジネス カテゴリを検索して選択する
- 接客対応する実店舗や拠点を構えているかを選択する
- ビジネスのサービス提供地域を入力する
- 電話番号とウェブサイトの URL を入力する
- オーナー確認のオプションを選択する
たったこれだけで、Googleビジネスプロフィールの登録はできてしまうため、時間があるときにやっておくことをおすすめします。もちろん登録料は無料です。
Googleビジネスプロフィールの詳しい登録手順は、公式サイト(https://support.google.com/business/answer/10514137?hl=ja#zippy=,google-ビジネス-プロフィールを作成する)をご参照ください。
まとめ:Googleビジネスプロフィールを飲食店の集客につなげよう
Googleビジネスプロフィールは、無料で使える店舗PRサービスで、飲食店集客との相性が抜群。
その背景には、Googleマップを使って飲食店を調べる人が増えていることがあります。
Googleビジネスプロフィールを登録すると、無料で「クチコミ増加対策」「ゼロクリックリサーチ対策」「ローカルSEO対策」が可能です。
また有料のPRサービスもあり、「ローカル検索広告」という“クリック課金型広告”を打つこともできます。
以上の理由から、飲食店の集客アップを図りたいなら、Googleビジネスプロフィールを登録するのがおすすめです。
Googleビジネスプロフィール(旧googleマイビジネス)の登録ページは、こちら。(https://www.google.com/intl/ja_jp/business/)。