毎年、企業間で年賀状を送る儀式に疑問を持ったことはありませんか?近年は「建前のビジネス年賀状は出すのをやめる」と廃止を実施する企業が続々と増えています。実際にNTT・KDDI・ヤマダHDなど大手企業も取り組んでおり、その背景には環境・SDGsへの配慮やデジタル化の推進があります。本記事では、企業での年賀状廃止が広がる理由やメリット・デメリット、さらに「年賀状じまい」を知らせる文例まで詳しく解説します。
企業間の年賀状廃止が広がる理由
ビジネスシーンでの年賀状廃止が広がる理由は主に以下の2つです。
- 環境・SDGsへの配慮:紙の削減や配達によるCO2削減に貢献
- デジタル化の推進:紙からメールやWeb挨拶への移行が進む
企業が年賀状を廃止するメリット
- 虚礼廃止:建前だけの儀式を省き、本質的な業務に集中できる
- コスト削減:印刷代・郵送代・手配の手間を削減できる
- ペーパーレス化:業務効率化・テレワーク推進・環境負荷低減につながる
企業が年賀状を廃止するデメリット
一方で、年賀状をやめることには感謝を伝える機会の喪失というデメリットもあります。特にご年配の顧客にとっては年賀状のやりとりを重視する傾向が強く、突然廃止すると悪印象を与える可能性があります。そのため、一概にやめるべきとは言い切れません。
企業間の年賀状廃止をお知らせする文例
社外向けの文例
件名:本年度の年賀状廃止についてのご連絡
理由:ペーパーレス化の推進/テレワーク推進/経費削減など
備考:「すべてのお取引先様に」という一文を添えると角が立ちにくい
社内向けの文例
件名:本年度の年賀状廃止に関するご連絡
理由:昨今の社会情勢を考慮して(抽象的な理由が無難)
まとめ
企業間の年賀状廃止は、環境配慮・デジタル化・コスト削減といった時代の流れに沿った動きです。ただし、感謝を伝える手段としての役割もあるため、完全廃止には慎重さが求められます。この記事が「継続するか、廃止するか」を判断するヒントとなれば幸いです。
なお、廃止後の新年挨拶の方法は営業マンにとって重要です。以下の記事でデジタルでの新年の挨拶の背景・利点・手法を紹介していますので、ぜひご参考ください。