株式会社ナレッジセンス、ビジネス向けChatGPTサービス「ChatPro」にて、ファインチューニングサービスを提供開始
株式会社ナレッジセンスは8月24日、法人向けChatGPT利用システム「ChatPro(チャットプロ)」にて、社内の知見やデータを生かし独自のAIモデルを生成できるファインチューニングサービスのリリースを発表した。
2023年8月23日に、OpenAI社より発表された新機能を利用することで実現するとのこと。
ChatProとは、学習データに使われない、法人向けChatGPTサービス
「ChatGPT」は、2022年秋に米OpenAI社がリリースした大規模言語モデルの一種。
ナレッジセンスが提供するChatPro(チャットプロ)は、ビジネスの業務効率を向上させDXを推進を行う企業を対象とし、データ流出やコスト面での不安や障害を抑えて、社員が最新AIを活用できるようにするサービス。
チャット内容をAIの学習から守る機能・社員アカウントを組織が一元管理できる機能など、通常のChatGPT含む、生成AIサービスには見られないビジネス向けの機能をもつ。
「ファインチューニング」でできることの例
「ファインチューニング」を使ってできることの例は、以下のとおり。
1.返答の一貫性の向上
ファインチューニングを利用することで、AIの返答の形式のパターンを一貫させ、安定させることが可能。
具体的には、データ分析業務(市場調査の結果を特定のフォーマットでレポートとして提供する場合)や、報告書の自動生成(定期的な業績報告書、販売報告書を自動生成する場合)を行う際に、回答精度の向上が期待できる。
2.口調の設定
AIの返答の口調を一貫したものに設定が可能。
これにより、たとえばカスタマーサポート業務や、コンテンツマーケティングやブログの自動生成業務(企業のブランディングに合わせた記事やSNS投稿)を行う際に、回答精度の向上が期待できる。
3.利用言語の最適化
AIの返答言語を指定されたものに固定化できる。
たとえば、グローバルな顧客への問い合わせ対応業務や、より特化した多言語学習システム構築の業務について、回答精度の向上が期待できる。
4.AIモデル利用価格の削減、返答速度の向上
短いプロンプトで、迅速に、高品質な回答を生成できる。
特に、従来の利用方法で、1回の会話あたりのトークン数(文字数)を多く消費していたユーザーは、効果が期待できる。
たとえば、AITuberのようなリアルタイムの対話型サービスに有効。
<リンク>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000073671.html
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