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スタートアップや個人事業主の会計に欠かせないクラウド会計ソフト。
今回は、料金が安価でよく利用されているFREEE・MFクラウド・弥生会計オンラインをご紹介します。
クラウド会計ソフトとは？
クラウド会計ソフトとは、クラウド上で会計にまつわるデータを管理する月額・年額制サービスのこと。従来の会計ソフトは、買い切りのインストール型で、パソコンにソフトウェアをダウンロードして使うタイプでした。
クラウド会計ソフトは、インストール型の会計ソフトと比べて、作業の手間が減り時間を短縮できる特徴があります。それゆえ、導入する法人・個人事業主が増えています。
クラウド会計ソフトのメリットとデメリット
当然ながら、クラウド会計ソフトにもメリットだけでなく、デメリットもあります。
クラウド会計ソフトのメリット
端末・OS・場所を問わない
移動中や外出先でも、端末（パソコン／スマートフォン／タブレット）・OS（Windows／Mac）問わず、クラウド会計ソフトなら操作可能です。特に外回りの多い営業をやっていると、請求書などの入力も後回しになってしまい、時に出し忘れてしまうもの。しかしクラウド型なら、そのようなミスも起こりにくくなります。
メンテナンスがいらない
インストール型会計ソフトを使うと、アップデートやバックアップは手動で行なわなければなりません。特に近年は、税法改正アップデートなどに要注意。その点、クラウド会計ソフトであれば、そういったメンテナンス全般は、自動でやってくれるので安心です。
クラウド会計ソフトのデメリット
インターネット接続が必須になる
通信・システム障害などが発生し、インターネットが使えなくなってしまうと、クラウド会計ソフトは操作できません。また電波が悪い場合は、操作困難に。つまり、いざというときの脆弱性は否定できません。
セキュリティ面の不安がある
どこでも操作できる利便性の代償として、情報漏洩のリスクもつきまといます。特にID・パスワード管理は徹底し、不正アクセスは絶対に防がなければなりません。従業員ごとに、細かい権限の設定を行うことも大切です。
おすすめのクラウド会計ソフト
おすすめのクラウド会計ソフトは、シェアがダントツの「freee会計」「MFクラウド」「弥生会計 オンライン」の3製品です。
freee会計（freee株式会社）
（画像引用元：freee会計）
freee（フリー）会計は、MFクラウドと比べて、簿記の専門知識を必要としないため、簿記の知識ゼロの方に向いています。経理業務にできるだけ時間をかけたくない方にもおすすめです。
freee会計の税抜料金は、下記になります。
- 小規模法人：年額プラン1,980円～／月額プラン2,380円～
- 個人事業主：年額プラン980円～／月額プラン1,180円～
無料トライアル期間は、30日間です。
freee会計の公式サイトは、こちら。
MFクラウド（株式会社マネーフォワード）
（画像引用元：マネーフォワード クラウド）
MF（マネーフォワード）クラウドは、簿記の難しい専門用語も出てくるので、やや中上級者向け。
たとえばfreee会計には補助科目という名称の機能はありませんが、MFクラウドにはあります。補助科目とは、勘定科目をより細かく分類するグループ名のこと。一例を挙げると、通信費が勘定科目で、携帯電話代・インターネット代が補助科目になります。
このような仕訳作業は、freee会計のほうが簡単で初心者向きです。
MFクラウドは、経理業務に慣れてきた段階で使うのがいいでしょう。
MFクラウドの料金は、下記のとおりです。
- 小規模法人：年額プラン2,980円～／月額プラン3,980円
- 個人事業主：年額プラン980円～／月額プラン1,280円～
無料トライアル期間は、1か月間です。
MF（マネーフォワード）クラウドの公式サイトは、こちら。
弥生会計 オンライン（弥生株式会社）
（画像引用元：弥生会計 オンライン）
弥生会計 オンラインは、freee会計・MFクラウドと比べて、クラウド会計ソフトを提供してからの日が浅いです。そのため操作性（使いやすさ）や機能の充実度は、引けを取っています。その代わり、2年間無料キャンペーンを行うなど、価格面での優位性があります。
弥生会計クラウドの税抜料金は下記のとおりです。
- セルフプラン（全機能が利用可能）
年間26,000円
- ベーシックプラン（全機能・操作質問・業務相談が利用可能）
年間30,000円
ここで特筆すべきは、起業2年以内なら2年間無料の「起業家応援キャンペーン」を実施している点。つまるところ、上記セルフプラン・ベーシックプランが2年間無料です。申し込み期間は、2023年12月31日までになります。
ちなみに起業2年以内でない方にも、1年間だけ無料になる「初年度無償キャンペーン」が用意されています。
弥生会計 オンラインの公式サイトは、こちら。
クラウド会計ソフト選びに迷ったら、freee会計がおすすめ
「freee会計」「MFクラウド」「弥生会計 オンライン」の3製品について、詳しくご紹介しました。最後に「どれを選べばいいか」を整理しておきます。
- 簿記の知識がゼロならfreee会計、ある程度あればMFクラウド
- 起業費用を抑えたいなら、弥生会計 オンライン一択
freee会計とMFクラウドの2つで迷ったら、freee会計を選んでおけば、特段困ることはないでしょう。
