日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二 略称:日販)は12月26日、出版業界の業務DXの一環として、出版社向けの新たなプラットフォーム「BookEntry(ブックエントリー)」の運用を開始した。
一部出版社(5社)より先行稼働し、取引先全社への順次拡大を進める予定。
「BookEntry」を開発した背景
日販では、JPRO(JPO出版情報登録センター)に登録される情報をベースに、新刊送品から在庫・物流・ECに至るまで活用してきた。
しかし、実際に日販の物流倉庫に商品が搬入されるまでは、出版社様と日販との間で、メール・FAX・電話によるアナログなやりとりが数回にわたり発生していた。
そこで、JPROデータを起点に出版社様の搬入情報の登録や部数契約などの一連の業務全てをオンラインで完結させる、新たなプラットフォーム「BookEntry」を開発した。
「BookEntry」のサービス内容&メリット
1.搬入連絡表・指定データ・指数データのアップロード、登録ファイル確認・ダウンロード
- 連絡手段が1つになり、作業が簡略化する
- 作業が単純・定型化され、業務の属人化を防止できる
- 作業状況が一覧で確認できる
- フォーマット統一によってミスが防止できる
2.BookEntryに登録された商品の部数確認、部数契約承認
- 部数をオンライン上で確認し、承認することができる
- PCだけでなく、スマートフォンやタブレット上でも部数確認・部数契約承認ができる
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