新入社員が知っておきたい!会社での基本マナーまとめ

社会人としての第一歩を踏み出した皆さん、新しい環境に胸を弾ませる一方で、「ビジネスマナーって何から覚えればいいの?」と不安に思っていませんか?会社という組織では、スキルや知識と同じくらい“マナー”が大切です。これは単なる形式ではなく、周囲との信頼関係を築くための第一歩でもあります。この記事では、新入社員がまず押さえておきたい会社でのマナーを、具体的なシーンごとにわかりやすくご紹介します。

1. あいさつと敬語は社会人の基本

あいさつは、職場での人間関係を築く第一歩です。出社時には「おはようございます」、退社時には「お先に失礼します」と、相手の目を見て元気に声をかけましょう。

また、敬語も大切です。上司や取引先に対しては、「了解しました」ではなく「承知しました」、「分かりました」ではなく「かしこまりました」など、丁寧な言葉を心がけましょう。

2. 出社・退社のマナー

勤務開始時間の10〜15分前には会社に到着しておくのが理想です。準備の余裕が生まれ、落ち着いて1日を始められます。そして退社の際には「お先に失礼します」と一言添えることで、職場に温かな雰囲気が生まれます。

3. 服装と身だしなみ

清潔感のある服装は、信頼や好印象を得ることにつながります。業種や社風によって「スーツ」「オフィスカジュアル」などルールが異なるため、初めは周囲に合わせるのが無難です。また服装だけではなく、髪型・爪・靴など、細かい部分にも気を配りましょう。

4. 電話・メール・チャットの基本

社内外とのやりとりでは、正確さとスピード、そして礼儀が求められます。

  • 電話:3コール以内に出る/相手の名前を復唱する/メモをとる
  • メール:件名・宛名・挨拶・本文・署名を正しく書く
  • チャット:ビジネス口調を崩さず、丁寧語を基本にする

「お忙しいところ恐縮ですが」「お手数をおかけしますが」など、クッション言葉も活用しましょう。

5. 会議・来客対応のマナー

会議では、開始5分前には着席し、配布資料やメモの準備をしましょう。発言時は、結論ファーストで、簡潔に伝えることがポイントです。

来客時には、明るいあいさつ・席案内・名刺交換などの基本を押さえておきましょう。初めての来客対応は緊張するかもしれませんが、丁寧な姿勢が何より大切です。

6. 上司・先輩との接し方

指示を受けたら、「はい」とハキハキと返事をしましょう。よく分からないことは放置せず、むしろ積極的に質問してくれたほうが、上司・先輩としては助かるケースが多いです。また質問も大事ですが、先輩の仕事を見て学ぶ「観察力」も新人時代には重要になります。

7. 報連相(報告・連絡・相談)の習慣化

社会人として欠かせないのが「報連相(ほうれんそう)」です。

  • 報告:仕事の進捗や結果を適宜共有する
  • 連絡:変更点や伝達事項を正確に伝える
  • 相談:困ったときは早めに相談し、トラブルを防ぐ

右も左もわからない新入社員のときは、うるさいくらいに報連相するのが、ちょうどよかったりします。自分1人で全部抱え込むようなことは、全然おすすめできません。新人時代は、早めに情報共有することで信頼される存在になれるでしょう。

8. 社内コミュニケーションは“思いやり”から

職場には、幅広い年齢層の方や多様な価値観をもった方がいます。学生時代のように、年齢が近くて、同じような価値観をもった人ばかりではありません。

仕事仲間と良好な関係を築くには、「相手の立場に立って考える」ことが大切です。相手の話をよく聞き、「何に困っているのか」「どうしてほしいのか」を考えましょう。

もし相手の考えがわからないなら、丁寧に対応するだけでも、その心遣いは伝わります。

9. これはNG!新人が気をつけたい行動

特に新入社員が注意したい行動は、以下のとおりです。

  • 無断で欠勤、遅刻、早退をする
  • 指示を聞き流して、勝手に判断する
  • 仕事中に私用でスマホをいじる
  • 不用意・不適切なSNS投稿を行う

どれも一度のミスで信用を失う可能性があり、注意が必要です。

まとめ:マナーは“形”より“心”

マナーは、形式的な礼儀作法ばかり重視されがちですが、本来は「相手への配慮」や「信頼を築く姿勢」といった心の話ではないでしょうか。多少やり方を間違えても、相手を思いやる気持ちが伝われば、大きな問題にはならないと思います。

そのため、完璧なマナーや絶対的な正解を求めすぎず、少しずつ学びながら実践していくことが大切です。

分からないことがあれば、素直に先輩や上司に聞いてOKです。失敗を恐れず、前向きに取り組む姿勢が、社会人としての成長につながります。

新たなスタートを自信を持って踏み出せるよう、今日から一歩ずつ、マナーを身につけていきましょう。

この記事の著者

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