「え?うちの広告…見られてないの?」ビューアビリティを知ろう
広告管理画面や広告代理店から提出されるレポートに表示回数(インプレッション数)があります。
この表示回数には、実はユーザーの目に触れていない広告の表示回数も含まれていることはご存知ですか?
今回は、ユーザーの目に広告が表示されているかを把握するビューアビリティについて解説します。
ビューアビリティとは?
ビューアビリティ(Viewability)とは、実際に掲載されたインターネット広告のうち、ユーザーが閲覧できる状態にあった割合のことです。「view=閲覧」「ability=できること」を意味します。
何をもって閲覧可能な状態を定義するかというと、目安は次の通りとなります。
なお、定義は事業者によって変わり、絶対的なものではありません。
ビューアビリティの計算方法は、下記のとおりです。
「ビューアビリティ=ビューアブルインプレッション数÷インプレッション数」
インプレッションとは、インターネット広告の表示回数です。
要するに、「ユーザーが閲覧できた広告表示回数」を「ユーザーが閲覧できなかったものを含めた、すべての広告の表示回数」で割った数になります。
ビューアブルインプレッション数はGoogle広告や各種DSPでも計測できておりますので、ディスプレイ広告配信時は確認すると良いでしょう。
CPM課金(広告表示課金)型の広告サービスへ出稿する場合は、ビューアブルインプレッション単価でも見ると費用対効果を適切に確認できるでしょう。
クリック課金型の広告サービスを利用している場合は、ビューアビリティによる広告費の無駄にはなりませんが、クリエイティブテスト時の判断指標にクリック率ではなく視認範囲のクリック率で判断すると適切なテストができます。
まとめ
ビューアビリティは、掲載したインターネットのうち、広告閲覧可能な状態になった割合のこと。
この観点が抜け広告表示回数の多さで良し悪しを判断してしまうと、広告費の無駄になりかねませんので注意しましょう。
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