【Google広告】ファーストパーティデータ戦略を強化する新たなツール

2024年8月28日、Google広告は正確な測定を維持し、同意管理を簡素化するための機能が必要であると判断し、同意を得たファーストパーティデータの収集と活用を促進する2つの新しいツール、タグ診断ツールと同意管理のセットアップをリリースした。

Google タグ診断を使用して、効率的に測定の精度を維持する

新しいタグ診断ツールを使用すると、Googleタグマネージャー、Google広告、Googleアナリティクスで直接、Googleタグの状態に関する分析情報を確認できるようになった。この診断機能は管理画面内で利用でき、アカウントの健全性を一目で把握できる。また、測定に影響する可能性のある問題のアラートとその解決方法を確認することもできる。測定の準備状況を1か所で簡単に確認できるため、ファーストパーティデータをより効果的に構築、活用することが可能になる。

タグ診断はウェブサイトの計測方法のセットアップをモニタリングし、次のような場合にアラートを表示される。

広告データとウェブサイトでのユーザーの行動を関連付けるため、コンバージョンリンカータグが必要となる場合。
ウェブサイトのコード内のコマンドが正しい順序で実行されていない場合。
お客様の所有する他のウェブサイトやページに Google タグが設定されていない場合。

同意管理のセットアップを簡素化する

同意モードのバナーと同意モードの導入を簡素化するため、Googleでは多くの CMP パートナーとの統合によって効率化されたソリューションをリリース。統合された CMPセットアップでは、Google広告、Googleアナリティクス、GoogleタグマネージャーのGoogleタグ管理画面で直接同意モードのバナーの作成と同意モードの実装を行えるため、手間とストレスを大幅に軽減できる。

統合された CMP のセットアップを活用することには、以下のようなメリットがある。

サービス内で利用できるガイド: 個々のお客様のセットアップに応じた、わかりやすいガイドが提供される。
CMP の統合: さまざまな CMP プロバイダとシームレスに接続するか、Googleのガイド付きオプションを利用することができる。
簡素化されたバナーの実装: 選択したバナーは手動でも実装できるが、Google タグマネージャーの管理画面で直接、数回のクリックのみで実装することができる。

完全に統合されたCMPは、以下の立ち上げパートナーから提供されている。