【Yahoo!広告】MCCアカウント 複数階層構造での設定に対応

対象サービス

Yahoo!広告 検索広告
Yahoo!広告 ディスプレイ広告

対象ツール

広告管理ツール
キャンペーンエディター

実施日(予定)

2023年8月29日(火)
※実施日は変更になる場合がある。

概要

Yahoo!広告はMCCアカウントを複数の階層構造で設定できるように機能改善を実施する。
なお、MCCアカウントはルートMCCも含めて最大で5階層まで設定可能。ルートMCCについては「ルートMCCの公開」項目参照(2023年7月27日追記)。

(変更前)MCCアカウントの配下には広告アカウントのみ作成可能
(変更後)MCCアカウント配下には広告アカウント、MCCアカウントのいずれも作成可能
また、上記機能改善に伴い以下も実施。

  • 広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化
  • ルートMCCの公開
  • 他企業の広告アカウントとのアカウントリンク時に適用される権限、および操作範囲の変更
  • その他の変更

本機能改善により、自社アカウントや他企業のアカウントにおいて適用される権限の仕組みがシンプルになるため、権限管理のさらなる効率化や利便性向上が期待できる。

広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化

広告管理ツールのログイン時にアカウントの選択が必須になる。
アカウントは、ログインユーザーが権限を持つ全てのMCCアカウント、広告アカウントの一覧から選択できる。

アカウントを選択すると、選択したアカウントとその配下のアカウントが操作可能となり、選択したアカウントに対して付与されている権限と同じ権限が、その配下にある全てのアカウントにも適用される。なお、選択したアカウントは、広告管理ツール画面上でいつでも変更可能。

ルートMCCの公開

ルートMCCとは、企業配下にある全てのMCC、および広告アカウントの最上位に位置するMCCアカウントのこと。
1企業に対して1つ作成され、企業の「ツール管理者」に対してのみルートMCCの「管理権限」が付与される。アカウント選択画面にてルートMCCを選択することにより、企業配下にある全てのアカウントを「管理権限」で操作が可能。

他企業の広告アカウントとのアカウントリンク時に適用される権限、および操作範囲の変更

他企業とのアカウントリンク時に、MCCアカウントに対して許可する操作範囲の設定項目の名称や値を以下のとおり変更する。

設定済みの「許可する操作」の値は、「アカウントリンク目的」の値へシステム側で自動移行を実施する。ただし、設定内容によって他企業の広告アカウントに適用される権限や操作範囲が変更になるため、事前に設定の見直しが必要となる場合がある。

同一企業内で既存アカウントとアカウントリンクを行う場合
従来の「アカウントリンクの申請→承諾」のフローは廃止する。
同一企業内で既存のアカウントとアカウントリンクを行う場合は、新規で追加される「アカウントリンク先の変更」機能を利用する。本機能は従来フローの「申請」「承諾」の複数のステップが不要なため、よりシンプルな操作で設定が可能。

その他の変更

・アカウントを選択した状態での広告管理ツールのURLが変更になる
特定のアカウントを選択した状態の広告管理ツールのURLをブックマークしている場合、実施日以降URLが変更になるためブックマークを変更する必要がある。

・アカウント一覧画面の提供を終了
「広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化」の仕様変更の影響により、広告管理ツールの「アカウント一覧」画面の提供を終了する。

今後アカウントごとの運用実績を確認する際は、広告管理ツールにログインし、アカウント選択後の画面を参照する。当該画面ではログイン時に選択したアカウント、およびその配下のアカウントの実績値が表示される。

表示されていないアカウントを表示するには、表示したいアカウント、もしくは表示したいアカウント上位のMCCアカウントを選択し直しすことで表示が可能。提供終了するアカウント一覧画面のような一覧を表示するには、アカウント構成の見直しが必要な場合がある。

・他企業のユーザーに「管理権限」が付与可能
ただし、「管理権限」を付与されたユーザーであっても、他企業のユーザーは資金管理関連の操作(入金手続き、口座情報の登録・参照など)はできない。

1つの広告アカウントに、同一企業の複数のMCCアカウントとの関連付け設定の利用を終了

2023年7月以降、1つの広告アカウントに同一企業の複数のMCCアカウントを関連付けた設定は全て利用不可となった。なお、新規での設定は2023年2月に終了している。

※広告アカウントに関連付け可能なMCCアカウントは同一企業内で1つまで。同一企業のMCCアカウントでなければ、1つの広告アカウントに対して5つまでMCCアカウントの関連付けが引き続き可能。

公式サイトはこちら