【Googleスプレッドシート】SUMIF(SUMIFS)の使い方

SUMIF(SUMIFS)関数とは?

SUMIF(SUMIFS)関数とは、特定の条件に合致したデータのみを合計する関数です。例えば、りんご・ばなな・ぶどうの日付・売上金額・売上数がまとまっている表があるとします。そのりんごの売上合計金額のみ算出したい!そんな時に SUMIF(SUMIFS)関数が活躍します。

SUMIF・SUMIFSの違い

SUMIF・SUMIFSは条件数によって使い分けます。どちらも算出する目的は同じです。上の例で例えると、りんごの売上合計金額を算出したいorりんごの4/2以降の合計金額を算出したいかになります。では、どちらがSUMIF・SUMIFSを使うのかをお伝えしていきます。

SUMIFとは

単一条件のみの条件を算出する意味になるので、上記で例えると、”りんごの売上合計金額を算出したい ”といった場合に使用します。

SUMIFSとは

お気づきの方もいるかと思いますが、SUMIFにSがついているので、複数の条件を指定することが可能になります。”りんごの4/2以降の合計金額を算出したい”といった場合に使用します。

SUMIF・SUMIFSの算出方法

SUMIFとSUMIFSは同じ分類ですが計算方法が少し変わってきます。

SUMIFの場合

SUMIFは、上記でもお伝えした通り、単一条件のみの条件を算出する関数になります。計算式は、=SUMIF(検索範囲, 検索条件, [合計範囲]) を用いて算出できます。検索する対象となる全体の範囲を指定→そのうちの具体的な検索条件を指定→求めたい数値の全ての範囲を指定します。

※次の値に以降するときは必ず(,)コンマで区切ってください!上記で言うと(→)の部分が(,)です!

SUMIFSの場合

SUMIFSは、複数の条件を指定して算出する関数になるので、=SUMIFS(合計対象範囲, 検索範囲1, 検索条件1,  [検索範囲2, 検索条件2], [検索範囲3, 検索条件3]…) を用いて算出します。最初に検索する対象となる全体の範囲を指定→この範囲の→ココ!→この範囲の→ココ!というように、全体から少しずつ範囲を狭めていくイメージです。

※SUMIF関数とは違い、最初に合計対象を入力します。

SUMIF・SUMIFS関数の算出

より、イメージしていただきやすいように、下の図を使ってお伝えしていきます。

SUMIFの場合

SUMIFを使って”りんごの売上合計金額を算出” をしていきます。=SUMIF(検索範囲, 検索条件, [合計範囲])の形式に当てはめると、=SUMIF(B2:B10, B2, E2:E10)となります。また、式の中央(B2)のみの値は”りんご”と置き換える方法もあります。つまり、=SUMIF(B2:B10, “りんご”, E2:E10) です。覚えやすい方で覚えてみてください!

※りんごのような単語を入力する際は必ず”りんご”のように半角のダブルクォーテーション、キーボードの([shift]+F2 )で囲む事を忘れないようにしましょう!

加えて、今の算出方法はSUMIFSでも検出が可能です。その場合は、=SUMIFS(E2:E10, B2:B10, B2) または、=SUMIFS(E2:E10, B2:B10, “りんご”) で算出できます。

SUMIFSの場合

SUMIFSを使って”りんごの4/2以降の合計金額を算出” をしていきます。=SUMIFS(合計対象範囲, 検索範囲1, 検索条件1,  [検索範囲2, 検索条件2], [検索範囲3, 検索条件3]…)の形式に当てはめると、=SUMIFS(E2:E10, B2:B10, B2, A2:A10, “>=4/2”)または、=SUMIFS(E2:E10, B2:B10, “りんご”, A2:A10, “>=4/2”) となります。

※”>=”は以上という意味になりますので、検索条件が”>=4/2″ となっています。

覚えておくと便利な比較演算子とワイルドカード

下記のように「””」(ダブルクォーテーション)で、検索条件をつけることもできます。比較演算子とワイルドカードという2種類のものがあり、覚えておくと便利です。

画像引用:https://dekiru.net/article/19911/
画像引用:https://dekiru.net/article/19911/

まとめ

今回はSUMIF・SUMIFSの概要をお伝えしました。「SUMIF・SUMIFSのどっちを使えばいいか区別がつかない!」と感じた場合は、柔軟性のあるSUMIFSの方をおすすめします。最初のうちは、特に値が検出されても、満足せず、本当にあっているのか確認してください!この記事を読んでいただきながら、一緒にスキルアップできる時間になれれば幸いです^^

法人でGoogleスプレッドシートを利用するなら、GoogleWorkspaceがおすすめです!

ここから登録できます。