燈株式会社と住友林業ホームテック株式会社、AIを活用した断熱改修工事の提案システムを開発

燈株式会社(社長:野呂侑希 本社:東京都文京区)は12月22日、住友林業ホームテック株式会社(社長:島原卓視 本社:東京都千代田区)に対して、AI技術を含むアルゴリズム開発とAIシステム開発を実施したと発表した。

今回のAIをベースに開発された「効率的な調査によるAIを活用した断熱改修工事提案システム」は、12月21日に東京・名古屋・大阪エリアから利用を開始して全国の省エネ基準地域区分5~7地域を対象に展開していく。

AIを活用した断熱改修工事の提案システムを開発

今回開発したAIは、サーモカメラによって撮影された熱画像に対して、深層学習を用いた物体認識アルゴリズムと温度データの解析による低温部位の抽出アルゴリズムによって、室内の断熱性能の弱点部位(床・壁・天井・窓など)の診断を行うことができる。

燈株式会社は深層学習を用いた独自の画像認識モジュールを、今回のシステムの対象物体に合わせてチューニングや組み合わせを行うことで、従来の方法よりも室内の物体認識の対象範囲を拡大。
また、複数の写真から独自の高速な三次元復元技術を用いることで、居住者の頭部付近の高さの壁の温度を抽出したり、室内の壁を面ごとに切り出したりするなど、断熱改修工事提案に必要な情報を詳細に抽出することが可能になった。

診断された室内の断熱性能に基づき、お客様の求める性能や範囲、価格などの条件に合わせて、有効な断熱改修工事の提案レポートをシステムから出力することができる。

従来は経験や知識を持つリフォームエンジニアが行っていた断熱診断を、誰でも定量的に行うことが可能になり、お客様満足度の向上に加えて業務の効率化や品質の確保にもつながる。

<リンク>

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000083531.html