今やかつてないほどのユーザーが、新しい車を購入する際にオンラインで情報を検索するようになっている。実際、新しい車を購入したユーザーの 79%が検索エンジンを使って情報を入手し、直近の自動車購入の参考にしている。また、情報収集の際には平均6件のオンライン情報ソースを使用している。
Google は昨年、新しい広告フォーマットである車両広告を検索ネットワークにリリースした。車両広告は、自動車関連の広告主が Googleで自動車を探しているユーザーに車両在庫を宣伝できるようにするものだ。
9月より、スマート ショッピング キャンペーンで作成された既存の車両広告キャンペーンはP-MAX に自動的にアップグレードされる。これにより、自動車の広告主は、リサーチと購入の段階のより多くのタッチポイント(YouTube、ディスプレイ、Gmail、Discover など)でユーザーにリーチできるようになる。一貫したパフォーマンスを維持できるよう、キャンペーンの設定、構成、オーディエンス シグナル、車両フィード、アセットはすべて P-MAX に移行される。移行が完了すると、スマート ショッピング キャンペーンで車両広告用のキャンペーンを追加で作成することはできなくなる。
車両フィードを使用した P-MAX では、マーケターがコンバージョン目標(有望な見込み顧客の獲得やディーラーへの来店など)を達成できるように Google AI が活用されている。このアップグレードによる主なメリットは次のとおり。
- ユーザーとのつながりを強化:P-MAX を使用すると、検索、YouTube、ディスプレイ、Discover、Gmail など、Google 広告の新しいチャネルと広告枠をキャンペーンで利用できる。また、オーディエンス シグナルを活用して特に価値の高いオーディエンスを Google AI に学習させ、それらのオーディエンスにすばやくリーチできるようになる。キャンペーンで「新規顧客の獲得」目標を選択すれば、新しい見込み顧客の獲得を重視して最適化することも可能。
- コンバージョン数とコンバージョン値を増幅:P-MAX では、1 つのキャンペーンでオンライン コンバージョン(見込み顧客)とオフライン コンバージョン(来店)の両方を重視して最適化し、オムニチャネル入札戦略の効果的な最適化を実現できるようになった。Google AI とクロスチャネル入札戦略により、ユーザーが買い物をするあらゆるチャネルでリーチし、キャンペーンの合計コンバージョン数をより効率的に増やせるようになる。
- 新しい分析情報で専門知識を強化:P-MAX の分析情報ページでは、ビジネスとマーケティングの戦略策定に役立つ新しい分析情報にアクセスできるようになる。オーディエンスに関する分析情報や、ビジネスに関連する現在の検索トレンドなどもこのページで確認できる。また [最適化案] タブでは、これらの分析情報の結果を改善するためのすばやい対応が可能。
自動車の広告主は、新しい Google 広告チャネルの開拓、より多くのユーザーへのリーチ、有望な見込み顧客と来店数の増加を実現するために P-MAX を採用している。たとえばdbaPlatformは、自動車の広告主向けに、Google の各種サービスに広告を簡単に拡大するための統合ソリューションを提供している。クライアントによる P-MAX キャンペーンの利用を拡大したことで、dbaPlatformのクライアントのコンバージョン数は標準的な車両広告と比較して平均で48%増加し、コンバージョン単価は19%低下した。