Google が6月に発表した「デマンド ジェネレーション」は、ユーザーのクリエイティビティを高め需要を喚起する、AIを活用した新しいタイプのキャンペーンだ。このキャンペーンは、ソーシャル プラットフォームで広告を展開しているユーザーを対象とし、広告主が新たなユーザーにアプローチして、コンバージョンを拡大できるよう支援することを目的としている。
関連性が高く、視覚に訴える没入型のクリエイティブにより、ベストなタイミングでユーザーの興味を引いて行動を促すことができる。デマンド ジェネレーションは、エンターテイメント向けのタッチポイントである YouTube(YouTube ショート、Discover、Gmail を含む)でコンバージョン、サイトへのアクセス、アクション(登録やカートへの追加など)を促進する。
ベータ版に登録すると、デマンド ジェネレーションの新機能が利用できる。10月には、ファインド広告のデマンド ジェネレーションへのアップグレードが開始される。
ファインド広告以上の高いパフォーマンスが期待できるデマンド ジェネレーションの新機能
Google / Ipsos の調査によると、消費者の3人に 1人が、Discover や Gmail などの Google フィードで特に購入する予定のなかった商品を購入したことがあると回答している。また、Z世代のユーザーの86% は、興味のある新製品を探すのに YouTube が役立つと回答している。デマンド ジェネレーション キャンペーンは、特に現代のソーシャル マーケターのニーズに応える高度な新機能を備えている。
1 つのキャンペーンで動画広告とイメージ広告を配信し、魅力的なストーリーテリングを実現
1 つのキャンペーンでさまざまな広告フォーマット(ショート動画、カルーセル、縦向きやスクエアの画像など)を活用してオーディエンスにアプローチできる。
類似セグメントを活用して、さらに多くの見込み顧客を獲得
ユーザーのファーストパーティデータと Google が把握しているオーディエンスの意向や関心を示すシグナルのデータを照合し、購入履歴、ウェブサイトやアプリでのアクティビティ、YouTube の利用状況などの入力データを基に、ユーザーのブランドにすでに興味を示しているユーザーと類似した新たな顧客を獲得できる。
お客様が設定する目標に基づいてパフォーマンスを促進
デマンド ジェネレーションでは、ファインド広告と同様に、コンバージョン重視で最適化を行うか、価値に基づく入札戦略を使用するかを選択できる。また、価値の高いユーザーをウェブサイトに誘導したい場合は、クリック数の最大化入札戦略を使用して、サイトのアクセス数とアクション数を重視した最適化を行うことも可能。
新しい広告プレビューにより、自信をもってキャンペーンを展開することが可能に
ワークフローが一新され、新しい広告プレビューが導入されたため、クリエイティブがさまざまなサーフェスでどのように表示されるかを簡単に確認することができる。また、A/B テストを利用すれば、プレースメントを最適化して、キャンペーンに最適な組み合わせを見つけることも可能。