2024年9月12日、Google広告はYoutubeにおいて「掲載順位 1位」を確保して、インストリーム広告を配信することが可能になったと発表した。
これまで、「掲載順位 1位」は YouTubeSelectの広告枠でのみ配信が可能であり、Google広告とディスプレイ&ビデオ360から固定レートのインプレッション単価(CPM)で予約する必要があった。
今後は、ディスプレイ&ビデオ360からすべてのYouTubeコンテンツを対象に「掲載順位 1位」を動的レートで予約できるように。配信対象が拡大されたことで、ユーザーがどのようなコンテンツを視聴しているかにかかわらず、最も関心が高まっているタイミングでターゲットユーザーにリーチできるようになる。「掲載順位 1位」が提供されている市場であれば、この機能を利用できる。
「掲載順位 1位」は、新商品の発売、予告編の公開、文化的イベントなどの重要なタイミングでブランドを前面に打ち出したい場合に最適である。
たとえば、Booking.com は、ホリデー シーズンに急増する旅行需要を捉えるため、「掲載順位 1位」を活用してランクの高い Adblitz広告の配信を強化し、ブランド連想と代表的なブランドとしての認知度を高める計画に。その結果、Booking.comは高いパフォーマンスを記録し、広告想起の相対的な伸び率は 21%に達した。これはベンチマークを6%以上上回る数字である。
同様に、世界有数のホテル企業であるIHGホテルズ&リゾーツは、高級志向の旅行者を対象に認知度を高めたいと考えていた。同社は2つのYouTubeスポンサーシップ(「コンテンツ テイクオーバー」と「掲載順位 1位」)を組み合わせて、NFLとF1のコンテンツを視聴しているターゲットユーザーに自社のインストリーム広告が確実に最初に表示されるようにした。この YouTubeキャンペーンは、地上波 TV を上回るユニークリーチを獲得し、IHG ブランドの広告想起とブランド認知度をYouTubeのベンチマークの2倍に引き上げた。