METAは2023年7月5日(米国時間)、Instagramチームが開発した、テキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」の初期バージョンを発表した。
「Threads(スレッズ)」とは、Instagramチームが開発した新しいアプリで、テキストで近況を共有したり、他の利用者との会話に参加したりすることができる。
Instagramアカウントを使ってログインすることができ、最大500文字で投稿可能。リンク、写真、最長5分の動画も投稿することができる。
Instagramから会話に参加する
Threadsを始めるのは簡単だ。Instagramアカウントを使ってログインすると、ユーザー名と認証がそのまま引き継がれ、Threads専用にプロフィールをカスタマイズすることも可能。
16 歳未満(一部の国によっては18歳未満)の利用者は、Threadsに参加すると、デフォルトで非公開アカウントに設定される。Instagramでフォローしているのと同じアカウントをフォローするかを選ぶことができるほか、自分と同じ興味関心を持つ人たちを新たにフォローすることもできる。スクリーンリーダーのサポートやAIが生成する画像説明など、Instagramで利用可能なアクセシビリティの主な機能はThreadsでも有効。
Threadsのフィードには、利用者がフォローしている人々の投稿や、まだ発見していないクリエイターによるおすすめのコンテンツが表示される。
ノイズを消して安心安全に利用
Threadsは、ポジティブで生産的な会話を可能にするツールとして開発されたものだ。自分をメンションできる人や、Threads上で自分に返信できる人を管理することができ、Instagramと同様に非表示ワードを設定することで、特定の単語を含む返信が表示されないようにすることも可能。また、誰かのフォローをやめたり、ブロック、制限、報告したいときは、その人の投稿やプロフィール画面にある「・・・」のメニューから選択することができる。
Threadsにおいても、アプリ内のコンテンツとインタラクションについては、Instagramのコミュニティガイドラインが適用される。
相互運用可能なネットワークとの互換性
Threadsは近日中に、World Wide Web Consortium(W3C)によって構築されたオープン・ソーシャル・ネットワーキング・プロトコルであるActivityPubに対応する予定だ。これによって、MastodonやWordPressなど、ActivityPubプロトコルをサポートする他のアプリと相互運用が可能になり、ほとんどのソーシャルアプリでは不可能な、新しいタイプのつながりが生まれるようになる。
ActivityPubと協力することで、Threadsの利用をやめた後は、自分のコンテンツを他のサービスに移行するオプションを提供する予定。公開アカウントを持つ利用者は他のアプリからも自分の投稿を閲覧でき、新たなオーディエンスに簡単にリーチできる。非公開アカウントの場合はInstagramと同じようにフォローリクエストが承認制になる。