QUERY関数とは
QUERY関数とは、「データ」に「条件」を指定して、目的のデータを抽出する関数です。つまり「QUERY =問合せ」という意味です。
図1のように、A1~F15を算出したい場合にH1のセルに =QUERY(A1:F15) と入力するだけで、H1~M15のようにデータを呼び出す事ができます。
抽出によって変化するQUERY関数
QUERYは呼び出し方によって使う言語が変わってきます。下記3つの方法があるため、項目ごとにお伝えしていきます。
- where
- Select
- order by
where
whereは、選択範囲から表示させたい情報が入っている行のみを指定し、表示させる言語です。=Query(選択範囲, “Where 条件範囲列=条件”) の形式を使います。” Bグループの値を呼び出したい”というときに使います。
※図1~図4のA1~F19 は元データになっており、赤矢印以降のH1~の数値は関数を用いた値になります。
図2のようにBグループの値を呼び出したい時に、=QUERY(A:F, “where B = ‘Bグループ'”) と入力します。
※その際に、単語を入力する場合はシングルクォーテーションを使います。似たような表記があるので気をつけましょう!シングルクォーテーションは、表示オプションを英語表記にして(shift+2)で出てきます。
また、whereとBの間・Bと=の間・=とBの間には、半角スペースが入るのでそこも注意しましょう!
Select
Selectは、選択範囲の中から表示させたい列のみを指定し、表示させる言語です。
更に『”Select C, A, E, F”』と表示させたい列順に指定することも可能です。=Query(選択範囲, “Select 列1, 列2, 列3, …”)の形式を使います。図3のように ”日付・個数・合計金額”を呼び出したい場合に使います。
=QUERY(A1:F19, “select A, E, F”) を使いますが、A, E, Fの部分はE, F, Aなど自由に配置を組み合わせられます。
※selectとAの間には半角スペースが入るので、気をつけましょう!
order by
「order by」は、「Where」とセットで使うことの多い言語です。
「order by」で列を指定し、その列を基準に並び替えができます。=Query(選択範囲, ” Where 条件範囲列=条件 Order by 並び替えの基準列 asc(昇順)又はdesk(降順) “)の形式を使います。
今回は図4のように、Bグループの中で個数(E列)の値を昇順に並べるのを目的として呼び出しました。つまり、=QUERY(A:F,”where B = ‘Bグループ’Order by E asc”) となります。
※whereと同じ場所、byとE・Eとascの間には半角スペースが入るのため気をつけてください!
まとめ
今回はQUERYについて、お伝えしました。関数が増えれば増える程、こんがらがってしまいますが、その都度この記事に来ていただければ幸いです。
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