SB C&S株式会社は10月30日、事業ビジョン「繋ぐ ~テクノロジーのチカラで、ワクワクする未来へ。~」のもと、2023年7月より生成AIの業務活用促進を目的に全社員を対象に利用しているSB C&S AI CHATにおいて、最新の大規模言語モデルであるGPT-4の搭載を含む大幅なリニューアルを行い、新たに10月より利用を開始したと発表した。
SB C&S AI CHATが大幅リニューアル
今回のリニューアルでは、より高品質で正確な回答を生成することができる最新の大規模言語モデルであるGPT-4の搭載のみならず、職種などの業務内容に合わせた多様なプロンプト(※1)のテンプレートを提供することで、より効率の良いコミュニケーションを実現する。
さらに、チャットの履歴やそれぞれのプロンプトのテンプレートを管理できる機能、複数のチャットを立ち上げて異なる質問ができる機能、回答のスタイル調整ができる機能なども拡充したことにより、社員にとってのユーザビリティが高まり、さまざまな業務を円滑にサポートする。
特に社内の営業部門に関しては、ベンダー企業や販売パートナーからのお問い合わせや受発注処理に際して、製品・価格情報の確認などに膨大な時間を要していたが、新たなSB C&S AI CHATを社内データと連携させることで、ひと月あたり累計で約8,000時間(※2)の時間創出を見込む生産性の向上と、ベンダー企業や販売パートナーへのサービスレベルの向上を目指している。
また、社員による活用事例を社内イントラサイトへ掲載し、社内展開することで、AIを気軽に活用できる新しい組織文化の浸透を推進している。
(※1)プロンプトとは、AIなどの対話形式のシステムにおいて、ユーザーが入力する指示や質問のこと
(※2)自社データより概算の時間を算出
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