スキルブリッジ株式会社(所在地:神奈川県横浜市 代表取締役:佐藤 元輝)は8月27日、ITエンジニア採用のためのAI面接サービスをリリースした。
AI面接サービスとは
AI面接サービスは、以下のような内容になる。
1.AIアバターによる面接
AIアバターが画面を通じてリアルタイムで応募者と会話していく。
面接の形式は、対人でのオンライン面接と同じ。
AIが回答に応じて質問を生成していくため、回答で要領を得ない場合も追加で詳しく聞き取り、候補者の考えを引き出せる。
また、アバターは表示なしも選択でき、音声のみでも利用可能。
2.採用決定サポート
AIとの面接後は、評価レポートを自動で生成する。
面接の結果は、5つの評価項目(システム設計、コード品質改善、性能最適化、新技術導入、セキュリティ対応)ごとに点数化してレーダーチャートで表示される。
さらに、評価項目ごとに評価の理由も併せてレポートする。
▼5つの評価項目
- システム設計
システムを設計するにあたり、必要な能力を数値化する。
問題に対する分析力や解決策の提案、リスク管理を中心に判断する。 - コード品質改善
コード品質とは、プログラミングにおける命令文の読みやすさや使いやすさ、効率性を示す指標。
現状の課題を分析する力や説明の明確さ、品質保証の経験を点数にしていく。 - 性能最適化
システムの性能を最適にするためのスキルがあるかを判断する。
最適化戦略の適切さや計画の具体性、パフォーマンスを測定するスキルを持ち合わせているかを確認する。 - 新技術導入
新しい技術を導入するためのスキルを測る。
チーム単位で準備計画ができるか、取り入れる予定の技術を深く評価する能力があるかを点数化する。 - セキュリティ対応
セキュリティへの対応力として、即時対応の適切さや回復までの計画性、長期対策の有効性を判断する。
面接中の動画はダウンロードでき、AIアバターと候補者との会話も確認可能。
3.ダッシュボード
採用担当者は、ダッシュボードより面接の進捗を管理できる。
ホーム画面より確認できるのは、以下の項目になる。
- 募集中の求人数
- 累計面接中
- 累計応募完了
└面接が終了した人数 - 応募完了率
└全体の応募者数のうち、面接まで終了している人の割合 - 進捗グラフ
└面接中の人数と面接を終えた人数を日ごとに表示
AI面接サービスの導入効果
AI面接サービスの導入で期待できる効果は、以下のとおり。
1.採用プロセスの効率化と質の向上
AIで面接を代替すれば、専門知識を有する面接官がいなくても面接を進められる。
面接のための人材を外部委託したり、面接官が専門知識を身につけたりする必要はない。
AIが面接から評価レポートの生成まで自動で実施するため、採用にかかる時間を削減できる。
2.多様な才能の発掘
AIが持つ膨大なデータを活用し、企業が求める人材を見つけ出す。
特定のスキルだけではなく、複合的な専門スキルを持つ候補者を発掘し、開発したいシステムやサービスの実現に近づける。
3.採用コストの削減
ITエンジニアは専門性が高く、業界で引く手あまたな分、採用コストがかかる。
ITの専門知識がない人事担当者との面接をAI面接で代替することで、現場が求めるスキルとのミスマッチを防ぐ。
内定辞退や短期間での退職リスクでかかるコストを削減可能。
4.候補者体験の向上
採用企業側の専門知識が不足していると、候補者の専門スキルが適切に伝わらないことが起こり得る。
AI技術を使った面接で公平な評価を実現し「この企業に応募してよかった」と候補者に感じてもらえるような導線づくりをお手伝いする。
<リンク>