本記事では、新卒・新社会人が最低限覚えておきたいビジネスマナーの基本を5つ紹介します。
【マナー1】報連相を徹底する
1つめの新卒・新社会人の基本ビジネスマナーは、報連相(報告・連絡・相談)を徹底することです。
新卒・新社会人が細かく報連相をすべき理由は、トラブルの発生を予防するのはもちろん、上司や先輩社員との信頼関係も構築できるからです。
事前に報連相をせずにトラブルが起き、事後対応すると「今度からは、先に言ってよ」と言われ、信頼してもらえなくなる可能性があります。
新卒入社して間もない頃は、しつこいくらいに報連相するのが、ちょうどよいくらいです。
上司や先輩社員に「あの件は、どうなっているの?」と言わせないようにしましょう。
【マナー2】電話対応や打ち合わせでメモをとる
2つめの新卒・新社会人の基本ビジネスマナーは、電話対応や打ち合わせなどではメモをとることです。
このメモをとるべき理由は、正確に業務を遂行して、ミスを減らすためです。
メモをとらないと、全然違う業務内容をやってしまったり、人に間違った情報を伝えたりして、混乱を招きます。
ちなみに、メモを正確にとるコツは、会社名・担当者名・建物名などの「固有名詞」、そして日時・会議室番号・印刷枚数などの「数字」を必ず控えておくことです。
よく聞きとれなかった場合は、「もう一度よろしいでしょうか?」と聞き直したり、「○○ですか?」と復唱したりするとよいでしょう。
【マナー3】質問をする
3つめの新卒・新社会人の基本ビジネスマナーは、仕事でわからないことが出てきたときは、質問することです。
質問すべき理由は、的外れな無駄な作業をしてしまうのを防ぐためです。
そうならないためにも、たとえば「○○という認識でよろしいでしょうか?」と質問して、軌道修正を図るようにしましょう。
質問をするときのコツは、「どうすればいいですか?」と丸投げするのではなく、「私としては○○のため、△△したほうがいいと思うのですが、どういたしましょうか?」と自分の意見も添えることです。
そうすれば、「それでOKです」または「いや、こうしてもらえますか」と具体的に答えてもらえます。
質問の仕方について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。
【マナー4】時間・期限を厳守する
4つめの新卒・新社会人の基本ビジネスマナーは、時間・期限(締め切り)の厳守になります。
時間・期限を厳守すべき理由は、会社の信用問題、つまり社会的な信用を損なうような問題に関わるからです。
たとえば「おたくの会社は、どういう教育をしているんだ」といったクレームにもなりかねません。
簡単にできる時間厳守のコツは、腕時計の時間をわざと3分ほど進めることです。
もう一方の期限厳守のコツは、Excelやスプレッドシートのタスク管理表を作成して、管理をすることです。
以下の記事では、タスク管理表のテンプレートをご用意し、その使い方までレクチャーしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
【マナー5】挨拶・会釈をする
5つめの新卒・新社会人の基本ビジネスマナーは、挨拶・会釈をすることです。
挨拶・会釈をするのは、最低限の常識であり、良好な人間関係を築くために欠かせないものです。
「おはようございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」と挨拶をするだけで、気軽に話しかけられる関係になっていきます。
ちなみに、挨拶をする際のコツは、語先後礼(ごせんごれい)です。
語先後礼は、たとえば「おはようございます」と言ったあとに、軽く会釈をすることで、非常に丁寧な印象を与えます。
入社式や配属先での一言挨拶について知りたい方は、以下の記事も読んでみてください。
新卒・新社会人向けビジネスマナーのまとめ
おさらいすると、新卒・新社会人が知っておきたい基本ビジネスマナーは、次の5つになります。
- 報連相を徹底する
- 電話対応や打ち合わせでメモをとる
- 仕事内容がわからないときは質問する
- 時間・期限を厳守する
- 挨拶・会釈をする
新卒・新社会人として、最低限このビジネスマナーを身につけておきましょう。