未経験の広告営業で年間粗利1億円を最短で突破する方法【年収1,000万円超えを目指す】
春は新しい始まりの象徴であり、多くの企業にとって新卒社員が加わる重要な時期です。
当社も例外ではなく、営業部門に新しい才能を迎え入れることになりました。
本稿では、ベンチャー企業で未経験から広告営業に挑み、年間粗利1億円(年収1,000万円超え)を突破する方法を私なりに解説します。
年間粗利1億円は凄いことなのか?
まず、営業マンが年間で粗利1億円を達成することの意味を考えてみましょう。
これは、新規に獲得した顧客からその金額を生み出せたということであれば、非常に大きな成果と言えます。自分自身の努力と実績を誇って良く、まさに称賛に値する成就です。
年間粗利1億円を稼いだら年収1,000万円は超えるか?
年間粗利1億円を稼ぐというのは、確かに大きな数字ですが、その全額が自身の収入に直結するわけではありません。会社の運営には様々な費用がかかります。例えば、新規に獲得した顧客から得られた粗利から、プロジェクトに関わる人件費やバックオフィスの運営費などの販売管理費を差し引いた額が営業利益となります。
営業利益が年間で4,000万円以上残り、その利益が継続的に見込める状況であれば、あなたの年収は1,000万円を超える可能性が高いでしょう(※少なくとも当社は支払います)。
この場合、営業マンの実績としては非常に優秀であり、会社からの評価も相応に高いものとなります。
しかし、年収1,000万円を超えない場合は、いくつかの要因が考えられます。例えば、会社が将来の大規模な投資のために利益を再投資している場合や、他の営業マンの成績が振るわず、その分をあなたの成績で補填している場合などです。
これらの状況は、個々の営業マンの努力や成績だけではコントロールできない、組織全体の戦略や運営に関わる部分です。
年間粗利1億円稼ぐための三原則
年間粗利1億円を目指すには、具体的かつ戦略的なアプローチが必要です。以下は、そのための3つの原則を要約したものです。
1.粗利達成に必要な営業計画を組み立てる
年間粗利1億円稼ぐための3原則の一つ目は、「粗利達成に必要な営業計画を組み立てる」です。
年間粗利1億円を月間に均すと月粗利833万円、月粗利833万円を例えばインターネット広告の運用代行費で稼ごうとした場合、運用代行手数料が15%だとすると約5,555万円/月の広告運用額となります。
見込み客のいない未経験営業が月数千万円の広告予算を新規獲得するのは、競合増・運用内製化の流れから非常に難しいと言えます。
したがって、地に足がついた案件の組み立てが必要で、その中でも重要な点は次の通りです。
・ストック型案件を獲得する。
ストック型案件とは、毎月売上が発生する案件のこと。
ストック型案件を獲得するほど、毎月の売上が増加していきます。
・予算が青天井案件を獲得する。
予算が青天井案件とは、CPA(顧客獲得単価)やROAS(費用対効果)が見合いさえすれば、広告予算を無制限に上げられる案件です。予算固定案件と異なり、施策を打った分だけ粗利が増加する可能性があります。
・計画的にスポット型案件を獲得する。
スポット型案件とは、単発売り案件のこと。ネット広告業界の場合は広告バナーやランディングページなどのクリエイティブ系がスポット型案件になります。シーズナリティに合わせて、計画的に販売していく必要があります。
2.お客様の成果を第一に考える
年間粗利1億円稼ぐための3原則の二つ目は、「お客様の成果を第一に考える」です。
営業計画通りに案件を獲得できたとして、獲得したストック型案件を維持・成長させなければずっと自転車操業になりかねません。顧客維持・成長に向けた営業の仕事は、顧客担当者を接待して関係値を良好に気付くことではなく、売上やリード数など、顧客が求める成果以上の成果を出すことに尽きます。
成果を出してさえいれば、担当者が変わったとしても顧客側からあなたへの評価は引き継がれ離反防止できます。
では、お客様の成果を上げ続けるためには、具体的にどのようなアクションが必要なのかを紹介します。
・競合動向を知る
コロナ禍を経て、多くの企業がデジタルマーケティングに着手しています。お客様の成果が競合と比べてイケているのかイケていないのかを知り、イケていないのであればギャップを埋めるべく提案をします。競合動向は媒体社から聞いたり、競合から聞いたり、IR資料から見るなど、やり方は沢山あります。
・施策の良し悪しを評価できるまでスキルアップする
多くの場合、営業が獲得した案件を担当するのは社内コンサルタントや協力会社などの専門職です。専門職だからといって100点の施策を企画実行出来るわけではありません。人間なので時としてミスをしたり、他案件で工数が足りず安易な施策を打つ場合があります。なかには、最初から失敗濃厚の施策もチラホラ…
社内・社外人材を信じることは尊いですが、お客様の成果を第一に考える場合、施策の良し悪しをあなたが評価できるまでスキルアップをした方が良いでしょう。
ではスキルアップとは何なのか?
それはあなた自身が専門職のスキルを身につけることです。
専門職のスキルを身につけたあなたは、例えコンサルタントの渾身の提案が受け入れらなかったとしても、代替案を即見出せるでしょう。
昇進して社内での影響力を高める
年間粗利1億円稼ぐための3原則の三つ目は、「昇進して社内での影響力を高める」です。
労働時間や責任の重圧から、昇進はデメリットが多いからしたくないとまで言われていますが、粗利1億円を稼ぐために裁量が増えるであろう昇進は欠かせません。
その理由を紹介します。
・自分の労働量を減らせる
当然ですが、1日に使える時間はだれであっても等しいです。1日の限られた時間の中で粗利を最大化するには、重要だけど代替が効く仕事を誰かに任せることに尽きます。例えばレポートの作成・チェックや、請求書の数字確認などが、重要だけど代替が効く仕事です。
これらの代替が効く仕事を任せるための採用計画を提案し、自分の労働量を減らせることが昇進する魅力の一つです。
・才能の育成
優秀な人材を発掘し、育成することで、あなたの案件の維持・成長が任せられるようになります。
すると、あなたは既存顧客へのウェイトを下げ、新規顧客へのウェイトを上げられます。
まとめ
未経験の広告営業で年間粗利1億円を最短で突破する方法【年収1,000万円超えを目指す】を解説しました。年間粗利1億円稼ぐための三原則は、粗利達成に必要な営業計画を組み立てる、お客様の成果を第一に考える、昇進して社内での影響力を高める、です。
とりわけ重要なのは【お客様の成果を第一に考える】です。
どのような状況下でも、あなたの営業としての職務は【お客様の成果を上げること】と言っても過言ではありません。そのために突っ走れば、自ずと粗利も年収も上がり、部下が増え時間にもゆとりが出ます。ベンチャーを楽しみましょう。
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