問題と課題の違い【デジマの教科書】

唐突ですが、あなたは問題と課題の違いを説明できますか?知っておけば会議のファシリテーションが上手になること間違いありません!まずは問題と課題の違いを正しく理解しましょう。

問題と課題の違いとは?

端的に言えば、問題と課題の違いは次の通りです。

  • 問題は理想と現実のギャップ
  • 課題はギャップを埋める行動

ファクトデータから問題を正確に把握し、課題をクリアして問題を解消する
デジタルマーケターの仕事は大まかに言えばこれです。

つまり、問題を問題と認識できるスキルと課題解決策の知見の有無が、デジタルマーケターの技量を左右していると言っていいでしょう。

よくある誤った問題の捉え方

“我社の第一四半期の粗利益は残念ながら目標比70%に終わってしまった。本四半期では問題である新規開拓をどのように行うかがキーセンテンスだ!by社長”

聞いている側としてはなんとなく頷けるがモヤモヤしませんか?
これは問題と課題を混同している例です。

この場合の問題は、粗利益が30%足らなかったことです。
この30%を埋める行動が課題です。

粗利益30%を生み出す手法には当然新規開拓もあるでしょう。
他にも売価を上げるや原価を下げるといった商品戦略もあるでしょう。
いくつかある課題の中から、あえて一つだけ新規開拓とした理由は何なのか。

それが分からないからモヤモヤするんですねー。

問題と課題を把握するには理想(目標)が大事

理想がなければギャップが発生しないので問題・課題が見つからずビジネスは停滞するでしょう。そのため、ビジネスにおいては何事にも理想が必要です。

勤怠管理システムを導入するなら打刻修正に工数が掛からないよう定刻までに従業員に打刻させるや、販売管理ツールを導入するなら請求漏れ・支払い漏れがないようにする 等。

何事にも理想を見いだせる人が真のリーダーと言えるでしょう。