株式会社レボーンは4月18日、においの異常をにおいセンサーで取得したデータから判別する新サービス「異常検知AI」の提供を開始した。
これまで、人間の鼻で嗅ぐことでしか判断がつかなかった「異常」が、センサーでにおいを測るだけで簡単に判別できるようになる。人間が判断することによる安定性の課題や、指標化の困難さ、専門人材の育成に悩む方々への画期的なアプローチだ。

概要
あらかじめ「正常」とされる対象物のにおいデータを取得し、クラウド上でAIに学習させる。(このとき、別途「異常」とされる対象物のにおいデータを取得・学習することで、精度が向上する場合がる。)
使用の際は、判定結果が知りたいサンプルのにおいデータをにおいセンサーを用いて取得し、クラウド上でAIに判定させることで、判定結果を見ることができる。においセンサーの測定から判定結果の閲覧まで、所要時間はわずか数分。
■活用例
人間の嗅覚で判断していた”官能評価”の場面での活用
においの異常に対する検知方法が確立しておらず、人間の嗅覚でしか判別がつかなかった現場において、人間の補助的ツールとして利用可能。
何の異常が発生するかわからないが、異常を検知したい場面での活用
においにおいて、何の異常が発生するかわからず、異常なにおいを定義できない場面は多々存在する。そのような場面でも、正常品との差異を見る異常検知AIであれば、異常を判定することが可能。
大量のサンプルに対して正常・異常を判定したい場面での活用
正常・異常を判定したいサンプルが大量にある場合でも、異常検知AIであれば問題なく判定可能。においセンサーでの測定は1回約90秒と非常にスピーディであり、人が不在の時でも自動で測定をする、オートサンプラーもある。
活用している業界
自動車業界、化粧品業界、トイレタリー業界、食品業界 など
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