広告予算決めは超重要
リスティング広告を配信するにあたり、毎月いくら予算を確保すべきか悩まれる方は多いと思います。また、根拠なく予算を決めてしまうと、機会損失や費用対効果の悪化につながってしまうことも。。。
そこで今回は、広告予算の基本的且つ普遍的な決定方法である、目標から逆算した予算決定方法をご説明いたします。
リスティング広告予算にかける予算を決定する
リスティング広告にかける予算は、目標とする獲得単価(CPA)×目標とする獲得件数(コンバージョン)で算出します。
いくら予算をかけるか?というよりも、いくら予算が必要か?という視点ですね。言わずもがなですが、適正な予算をはじき出すにはまず、目標(許容)獲得単価を算出せねばなりません。代表的なモデルの目標(許容)獲得単価の決定方法は次の通りです。
WEBで完結する高単価非リピート商材の場合
一度購入したら暫く購入しない腕時計や洗濯機などの大型家電製品などが高単価非リピート商材になります。この場合は次の計算式で目標獲得単価を決定します。
平均顧客売上から原価と限界利益を差し引いた金額が目標獲得単価になります。このモデルは目標獲得単価以内で獲得し続ける限り利益が出ます。
WEBで完結しない商材の場合
資料請求やお問い合わせで見込客(リード)を獲得してから、対面営業で販売する商材がWEBで完結しない商材です。この場合は次の計算式で目標顧客獲得単価を決定します。
顧客生涯価値(LTV)に粗利率を掛け粗利を算出し、コンバージョンからの成約率を掛ければ目標獲得単価が算出できます。
リスティング広告予算は投資対効果にあわせて変更する
リスティング広告の優れた点の一つに、投資金額に対していくらのリターンがあったかを把握できる点があります。リスティング広告経由のROIやROASが把握できるため、基準を上回る結果が出ているならば予算は引き上げて行くべきです。逆に基準を下回れば予算を縮小するのが良いでしょう。
まとめ
少額からでも配信出来て即効性もあるリスティング広告は、誰でも出稿しやすいWEB広告です。しかし、広告効果を実感するためには、適切な予算決めと臨機応変な対応が欠かせません。是非、本記事を参考に効果的なWEB広告運用を実現してください。