Google広告 は9月30日、cookie使用の見直しを踏まえ、対象となるすべての広告主に拡張コンバージョンのベータ版を提供。広告のパフォーマンス向上と、効果測定におけるプライバシーへの配慮と正確性を両立を図る。
拡張コンバージョンのベータ版とは?
タグ設定機能を拡張し、コンバージョンをより包括的に測定する
強力な「タグ付けインフラストラクチャ」を使って自社データからの情報収集を強化、より包括的なレポート作成&より効果的な最適化を実現する。
拡張コンバージョンでは、ウェブサイト上に設定したタグによりユーザーの同意の上で提供されたデータが測定、広告を操作したユーザーがコンバージョンに至る経路をより正確に把握できる。このコンバージョンデータは、セキュリティを確保しユーザーのプライバシーを保護するためにハッシュ化され、匿名化された集計レポートとして提供される。
多くのデータが測定され、「コンバージョンモデリングの強化」「より包括的なデータの分析」が可能に。コンバージョンリフト測定など、広告パフォーマンスに関するより深いインサイトを得られる。また、スマート自動入札を使用する場合など、キャンペーンをより効果的に最適化できる。
これまでのコンバージョンと拡張コンバージョンの違い
これまでは、グローバルサイトタグを全ページに設置した上でコンバージョンとなるページにイベントスニペットタグを設置。
拡張コンバージョンではそれに加えて、氏名・自宅住所・電話番号をGoogleに送信する前にハッシュ化し送信。その後、広告に対してアクションを起こした際に、ユーザーがログインしていたGoogleアカウントデータと照合され、コンバージョン計測されるので従来よりも高精度な計測ができるように。
他のデータプラットフォームにも拡張コンバージョンを導入する
TealiumやTwilio Segmentなどのデータ プラットフォームと連携し、拡張コンバージョンの導入が容易にできるように進められている。現在これらのサービスを利用してデータを処理する場合は、ごく簡単な手順で拡張コンバージョンを導入できる。
導入の手順
以下の設定をする前に、導入できるかの問い合わせが必要になります。問い合わせにつきましては、以下URLから問合せ可能!
https://support.google.com/google-ads/gethelp
導入可能になった後の手順
手順1:該当のGoogleアカウントにログイン。
手順2:【ツールと設定】→【コンバージョン】の順にクリック。
手順3:[拡張コンバージョンをオンにします]をクリック。
手順4:拡張コンバージョンの使用に対して Google 広告データ処理規約が適用されることを確認します。[同意する] をクリック。
手順5:URLを確認。
手順6:使用する設定オプションを選択。
手順7:[保存] をクリックして完了。
拡張コンバージョンを導入する上での注意点
拡張コンバージョンを使用する場合は、前提として、コンバージョン トラッキングをグローバル サイトタグを使って導入しておきましょう。
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