リスティング広告とは
リスティング広告とは、インターネットユーザーが検索キーワードに連動して表示される広告です。キーワード連動型広告とも呼ばれます。その代表例としては、Google やYahoo!などの検索エンジンの検索結果ページ上位に表示される広告です。
リスティング広告の掲載場所
リスティング広告の掲載場所は、検索結果ページの上部が最大4枠、下部が複数枠で変動します。最もユーザーの目に留まりやすい上部の枠は、プレミアムポジションと呼ばれます。
(引用元:https://anagrams.jp/blog/basic-knowledge-of-listing-ads/#i-3)
リスティング広告の主な出稿先
リスティング広告の主な媒体は、Google広告とYahoo!広告です。2つ媒体の違いとしては、ユーザー層の違いが挙げられます。Google広告は、スマートフォンユーザーが多い傾向があります。一方、Yahoo!広告はパソコンユーザーが多く、年齢層が40~60代が多いと言われています。ターゲットとなるユーザーで、どちらを選ぶか決めましょう。
「ディスプレイ広告」もリスティング広告の手法の一つ
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリケーション上に表示される画像・動画広告です。テキスト広告のこともありますが、バナーで表示されることが多く、バナー広告と呼ばれることもあります。
(引用元:https://infinity-agent.co.jp/lab/display-ads/)
(引用元:https://digitalidentity.co.jp/blog/ad/display_ads.html)
課金形態
①クリック課金制
ユーザーが広告をクリックした分だけ、広告費が発生します。リスティング広告では、1クリックされたときにかかる単価を「クリック単価」と言います。簡単に言えば、広告費は、「クリック単価×クリック数」で算出されるのです。なお、ユーザーの検索結果に表示されただけでは、広告費は発生しません。
②入札によるオークション制
広告主が、クリック単価の上限を決めて入札し、オークションが行われて、クリック単価が決定します。オークションと聞くと、お金ですべて決まるように思うかもしれません。しかし、単純に入札単価が高ければいいというわけではなく、品質スコアも加味されたトータルの評価となります。そのため、入札単価が低くても、品質スコアが高ければ、上位表示することは可能です。
リスティング広告の掲載順位の決まり方
検索結果の掲載順位は、「広告ランク」によって決定します。広告ランクを決める要素は複数あり、その中でも「広告の品質」と「上限クリック単価」が大きな影響力を持ちます。そのため、非常にざっくり言うと、広告ランクは、広告の品質と上限クリック単価で決まります。
広告の品質は、ブラックボックスになっており、広告主でもわからないようになっています。ただ広告の品質の目安をスコアで表示される「品質スコア」は閲覧でき、1~10段階のスコアが確認することが可能です。
一方の上限クリック単価は、広告1クリックにかかる上限費用として設定する入札単価のこと。この上限クリック単価が高いほど、広告が上位表示される傾向があります。
リスティング広告の効果とメリット・デメリット
メリット1:低コストから始められる
リスティング広告は、最低出稿金額というものがありません。そのため、少額で様子を見ながら、運用を始めることができます。
メリット2:広告効果がはっきりわかる
テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのマス広告とは違い、効果がダイレクトに表示されます。クリック率からコンバージョン率まで、さまざまなデータを数値で把握可能です。
メリット3:メンテナンス性が高い
リスティング広告は、リアルタイムで細かい変更が可能です。たとえば、広告内容や広告を出す時間帯を変更したり、広告を一時停止したりできます。
デメリット1:コストをかけないと効果が薄い
予算を出し渋ると、広告の効果もあまり期待できません。たとえば、入札によるオークション制の場合、それなりに高い金額を出さないと広告を上位表示させることはできません。また、設定金額が低すぎて、広告が表示されないこともあります。
デメリット2:勉強すべきことが多数ある
広告ランクの仕組みを理解したり、コンバージョンなどの専門用語の意味を覚えたりすることで、広告効果は認識できます。コツコツ勉強を積み重ねることなしに、高い効果を上げるのは難しいでしょう。
デメリット3:メンテナンスに労力がかる
リスティング広告は、メンテナンス性が高い反面、どうしてもメンテナンスに時間と労力がかかってしまいます。たとえば、オークションでクリック単価も変動し、そのたびに入札単価を調整するといった作業が必要です。