消費者庁は7月2日、インターネット上で葬儀を依頼できるサイト「小さなお葬式」を運営する株式会社ユニクエスト(本社:大阪府大阪市 以下「ユニクエスト」) に対し、景品表示法違反に当たるとして課徴金納付命令を発出した。
ユニクエストに対する課徴金納付命令の概要
2016年4月~17年12月の間、「小さなお葬式」の名称で供給する葬儀サービスにおいて必要な物品・役務の追加や変更する場合でも、記載された価格以外に追加料金が発生しないかのように広告した。
自社サイトでは、「追加料金一切不要」「プラン金額がお葬式にかかる全ての費用」と表示。
しかし実際は、霊きゅう車の搬送距離や遺体の安置期間などによって追加料金が発生。景品表示法違反に当たるとして、課徴金1億180万円の納付を命じられた。
【打消し表示の有無】
別のウェブページにおいて追加料金が例外的に発生する場合がある旨を記載していたが、リンク先に追加料金に係る重要な情報が存在するとは記載されていなかった。
「よくある質問」等のハイパーリンクをクリックしなければ表示されないものであることから、一般消費者の認識を打ち消すものではないとされた。
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