土佐清水、デマンド交通『おでかけ号』のタクシー予約/配車システムをDX化して新登場

土佐清水市役所・運行事業者(有限会社足摺交通 龍串見残観光ハイヤー有限会社)は4月20日、高知県公立大学法人 高知工科大学 地域連携機構 地域交通研究室・一般社団法人シンギュラリティ・ソサエティ(代表:中島 聡)と連携して、乗合タクシーの仕組み(デマンド交通『おでかけ号』)をDX化した運行管理システムを開発したと発表した。

オンデマンド交通(bus2.0)概要

運行管理システムの概要

  • ユーザーからの電話予約はタクシー事業者で直接受付
  • 予約情報や運行記録なども電子化して全クラウドで管理
  • クラウド情報を市役所担当者が直接閲覧するので、事業者から市役所への報告不要
  • コピーアンドペーストで市役所への補助金申請業務が対応可能
  • 顧客の乗車/降車記録などのデジタルデータを使った効率的な集客が可能
運行管理システム概要

特徴

  • これまで市役所が支払っていた予約受付の外部委託費用を削減
  • 紙の情報処理が不要
  • 乗客の自宅や乗降場所位置情報(緯度経度)と個人情報を一括記録
  • タクシーの現在位置をGPSで把握可能になり、タクシーの到着遅れに対する問い合わせ応答が容易

本事業はNPOと大学の連携体制によって営利目的では事業展開が困難な過疎地域でもサービス展開を可能にできると考えており、ベンダーに縛られないMaaSを多くの地域に拡大していくという。

〈リンク〉

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000046414.html