株式会社ASAHI Accounting Robot研究所(所在地:山形県山形市 代表取締役:田牧大祐)は4月15日、AI OCRサービス「AISpect」に生成AI機能を追加した「Generative AISpect」(GAIS)をリリースすると発表した。
Generative AISpect(GAIS)の特徴
Generative AISpect(GAIS)は、プロンプトによって抽出項目の指示ができるため、定型、準定型、非定型ほぼ全てのレイアウトに対して効果を発揮できる。
また生成AIの特長を活かし、値があっているかの項目のチェックや再計算を行う、さらには読み取った文章を要約する、といったことも可能で、これまでのOCRとは一線を画したサービスとなった。
▼チャット形式だけではなく、データをCSV形式で直接出力が可能
Generative AISpect(GAIS)の機能一覧
Generative AISpect(GAIS)の機能は、以下のとおり。
- サンプルプロンプト
業種や職種向けにサンプルのプロンプトを用意しており、すぐに利用を開始できる。
サンプル例と挙げると、図面の読み取り・名刺の読み取り・注文書の読み取り・打ち合わせメモの要約。 - 共有プロンプト
共有プロンプトを使用することで、社内や部署でプロンプトを共有できる。
共有プロンプトはパーツとしての利用も可能で、部分的に共有することで、自社で便利集などを作成することも可能。 - 入力補助
和暦から西暦への変換など、よく使用される指示はあらかじめ入力補助として登録されており、ワンクリックで指示の入力ができる。 - テンプレート登録
プロンプトをテンプレートとして登録することで、次回以降の入力の手間を省くことができる。 - 実行履歴
実行履歴では、実行したプロンプト、結果、実行ユーザーなどを保持している。
Generative AISpect(GAIS)の利用例
Generative AISpect(GAIS)の利用例は、以下のとおり。
- 営業・事務
注文書から必要な項目を読み取る。 - 製造業
図面から図番と部品表を読み取る。 - 会計事務所
生命保険料控除証明書から氏名、適用制度、一般・介護・個人年金額を読み取る。 - 司法書士
登記簿から所有者情報を読み取る。
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