LINE広告の2024年3月に発表されたアップデート情報一覧をご紹介。
1. プレースメント機能の追加
広告の配信先を配信面単位で設定できるプレースメント機能をリリース。トークリスト、 LINE NEWSなどの配信面単位で配信先を設定したい場合に、広告グループごとに配信面を設定して配信可能。配信面は複数選択できる。※バルク入稿に対応。
配信面別のレポートはパフォーマンスレポートにて確認可能。パフォーマンスレポートの出力画面から、集計対象の項目で 「配信先別(詳細)」を選択すると配信面別の実績が確認できる。
備考
- 「配信先別(詳細)」のレポートは広告アカウント・キャンペーン・広告グループ階層でのレポートが可能。「広告」単位では出力不可。
- SKAdNetwork計測が有効な状態の配信におけるインストール関連項目は「配信面別(詳細)」の実績レポートに反映されない。(imp、clickなどインストール以外の項目は反映)
- 「配信先別(詳細)」のレポートでは標準イベント関連項目が表示されない。
- 「配信先別(詳細)」のレポートは2023年7月10日から数値自体の抽出は可能だが、一部の配信面の集計が「Other services」として集計される。
- アップデートに伴いパフォーマンスレポート > 集計対象「配信先別」の項目は削除される。
2. キャンペーン目的「友だち追加」で自動ターゲティングが設定可能に(β)
キャンペーン目的「友だち追加」の自動入札において、自動ターゲティングが設定可能に。これにより、LINE広告で自動ターゲティングが設定できるキャンペーン目的は5つとなる。
備考
- β版としての提供となるため、変更や予告なく提供停止期間が発生する可能性がある。
- 従来の友だち追加キャンペーンと同様に、友だちオーディエンスが除外オーディエンスとして設定される。
3. A/Bテスト機能の追加(β)
広告の配信対象者を分割しパフォーマンスを均等に比較できるA/Bテスト機能(β)を追加。このA/Bテスト機能を活用により、配信対象者を均一に分割することで、各広告グループ単位で配信機会が平等となり、正確なテストが可能となる。
A/Bテスト可能な項目は以下の3つ。
- クリエイティブ
- ターゲティング
- 最適化と入札
備考
<利用条件>
①テスト実施時に新規作成されたキャンペーンであること(既存キャンペーンでは利用できない)
②キャンペーン作成時に以下いずれかの目的を選択していること
・ウェブサイトへのアクセス
・ウェブサイトコンバージョン
・アプリのインストール
・アプリのエンゲージメント
・動画の再生
・友だち追加
③キャンペーン上限予算の設定が必須ではないこと(キャンペーン上限予算はA/Bテスト機能では利用できない)
4. 広告グループのステータス学習中における進捗表示の変更(β)
広告グループのステータス学習中の進行状況の表示が変更され、学習中の進行状況をより細かに確認することができるように。2段階の表記が今後は4段階で進捗表示となる。
5.詳細ターゲティングのセグメントを追加
詳細ターゲティングのセグメントを追加。
6. SKAdNetwork ver.4.0に対応
「アプリのインストール目的」のキャンペーンにて利用できるiOSアプリのSKAdNetwork計測において、SKAdNetworkのver4.0に対応。これにより、ver4.0で対応しているコンバージョンの数値が、モバイル計測パートナー側(Adjust・AppsFlyer)で取得可能になる。(※LINE広告の管理画面上で取得できるコンバージョンの数値や種類はこれまでと変更なし)
また、ポストバックの遅延は最短72時間から(SKAdNetwork仕様による)となる。
※ポストバックを早めに送れるLock Conversionの機能などを使った場合は最短24時間から。