トランスコスモス株式会社(代表取締役共同社長:牟田正明・神谷健志)は5月29日、同社が提供しているサポートデスク支援ツール「Quick Support Cloud」に、生成AI(ジェネレーティブAI)を活用した「Quick Support Cloud with GAI(※1)」のサービス提供を開始したと発表した。
(※1)GAI=ジェネレーティブAI
Quick Support Cloudとは
「Quick Support Cloud」とは、サポートデスクに入る各種問い合わせを一括管理できるシステム。
Quick Support Cloudの特徴は、以下のとおり。
- 電話だけでなくメールやチャット、Webフォームなどの複数のチャネルを同時に管理できる
- また収集したログを分析し、問い合わせが多いものは、FAQ公開機能で利用者へ公開する
- 閲覧情報も取得できるため、活用頻度にあわせ最適なFAQを表示することが可能
Quick Support Cloud with GAIとは
このたび提供する「Quick Support Cloud with GAI」は、「Quick Support Cloud」に追加して、以下の3点を提供する。
- これまでのナレッジと学習データを投入したチャットボットによる利用者への回答
Chatbot用の学習データ作成作業をGAIが対応する。1ナレッジに対し、4~5の文例作成を行う。 - Voice、Voicebot、メールなどで入ってきた問い合わせを要約し、システムへ登録
要約をGAIが対応する。要約したデータはQuick Support Cloud with GAIへ追加され、ナレッジ登録される。 - 問い合わせが終了したログから、Q&Aを作成
ログから最適なQ&Aの作成をGAIが対応する。QuestionとAnswerの分離が可能。
この3つの機能を新たに組み合わせることで、利用者が求めている回答を、均一な品質で素早く提供できるようになる。
また教師データ生成による人的工数削減・記載内容の安定化・処理時間の短縮も実現し、業務最適化も実現する。
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