YouTube以外にも、動画SNS広告を投稿できるアプリは複数あります。
メジャーなものでいえば、Facebook・LINE・Twitter・Instagram・TikTokです。
本記事では、上記とYou Tubeを合わせた、6大SNSアプリにおける動画広告を比較していきます。
動画SNS広告を選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。
動画SNS広告1.Facebook
Facebookは実名登録制になっており、広告のターゲティング精度が高いのが特徴です。そして、世界で最もユーザーの多いSNSになります。
月間利用者数
日本:約2,600万人(2019年7月時点)
世界:約29億1,000万人(2021年12月時点) ※世界一
日本のメイン利用者層
30~40代の男女(主にビジネスパーソン)
10代のユーザーは極端に少ない
Facebookの動画広告は、3種類あります。
1.Facebookインストリーム広告
動画視聴する際、冒頭あるいは途中に流れる動画広告
2.Facebookフィード広告
ニュースフィードに表示される動画広告
3.Facebookストーリーズ広告
24時間以内に消える設定ができる、縦型フルスクリーンの動画広告
Facebook動画広告の最適な長さは、15秒以内です。
動画SNS広告2.LINE
LINEは無料のチャットアプリで、若い世代から中高年世代まで多くの方に利用されています。不特定多数とのコミュニケーションは可能なため、一応SNSに分類されます。SNS利用者数では日本一です。
月間利用者数
日本:約9,000万人(2022年4月時点) ※日本一
世界:約1億8,900万人(2021年11月時点)
日本のメイン利用者層
20~50代の男女がメインユーザー
最も多いのが20代で、次に多いのが50代以上
LINEの広告は、9種類あります。よく目にするのは次の2つでしょう。
Smart Channel
トーク画面上に表示される広告
タイムライン
タイムライン画面上に表示される広告
それ以外にも、以下の広告があります。
LINE NEWS
LINE マンガ
LINE ウォレット
LINE BLOG
LINE ポイント
LINE ショッピング
LINE広告ネットワーク
LINE動画広告の最適な長さは、3秒間または15秒以内です。
動画SNS広告3.Twitter
Twitterは、文字数が140文字以内の短い文章を投稿するSNSです。拡散性・リアルタイム性の高いという特徴をもっています。
月間利用者数
日本:約4,500万人(2017年10月時点)
世界:約3億3,000万人(2019年5月時点)
日本のメイン利用者層
20代のユーザーが突出して多い
男性:女性=7:3くらい
Twitterに投稿できる動画広告は、3種類あります。
プロモツイート
Twitter利用者が普段見るタイムラインに配信する広告
インストリーム(プレロール)
Twitterの動画を視聴する前に再生される動画広告
プロモトレンド
トレンドの1番目もしくは2番目に表示される広告
Twitter動画広告の最適な長さは、15秒以内です。2分以上になると、エンゲージメントが大幅に下がる可能性があります。
動画SNS広告4.Instagram
Instagramは、投稿する際に、画像または動画が必須のSNSです。文章のみの投稿はできません。シェア・リツイートといった機能がないため、拡散力は低めです。
月間利用者数
日本:約3,300万人(2019年6月時点)
世界:約10億人(2018年6月時点)
日本のメイン利用者層
20代、30代がメインユーザーで、40代も多い
男性:女性=4:6くらい
Instagramの動画広告は、3種類あります。
Instagramフィード広告
普段写真や動画を見ているホーム画面に配信する動画広告
Instagramストーリーズ広告
縦型のフルスクリーンのストーリーズで配信する動画広告
Instagram発見タブ
まだフォローしていないおすすめアカウントとして配信する動画広告
Instagram動画広告の最適な長さは、15秒以内です。
動画SNS広告5.TikTok
TikTokは、15秒〜60秒ほどのショート動画を投稿・閲覧ができるSNSになります。非常に短い動画で、隙間時間に気軽に見たり、暇つぶしに見たりと、若者に大人気です。
月間利用者数
日本:約1,690万人(2021年10月時点)
世界:約10億人(2021年9月時点)
日本のメイン利用者層
10~20代がメインユーザー
男性:女性=55:45くらい
TikTokの広告は、4種類あります。
起動画面広告
TikTok起動時に表示する画像・GIF画像・GIFアニメーション広告
チャレンジ広告
バナーやおすすめハッシュタグに表示する広告
インフィード広告
おすすめ投稿に配信できる動画広告
運用型広告
ユーザーの一般投稿に紛れて配信できる広告
TikTok動画広告の最適な長さは、9~15秒です。
動画SNS広告6.YouTube
月間利用者数
日本:約6,500万人(2020年9月年時点)
世界:約23億人(2022年6月時点)
日本のメイン利用者層
18~24歳が最も多く、25~34歳が2番目に多い
年齢が低い順に、利用者数が多い
YouTubeの広告は、7種類あります。よく目にするのは、次の3つでしょう。
スキップ可能なインストリーム広告
動画の前後や途中に再生される、スキップ可能な動画広告
スキップ不可のインストリーム広告
動画の前後や途中に再生される、スキップできない動画広告
バンパー広告
動画の前後や途中に再生される、6秒以内の短い動画広告
そのほか、下記のような広告もあります。
インフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)
アウトストリーム広告
マストヘッド広告
オーバーレイ広告(動画ではない)
YouTube動画広告の最適な長さは、内容によって大きく変化するため、一概には言えません。
まとめ
6大SNSアプリにおける動画広告を比較しました。
SNSごとに利用者数・利用者層が大きく異なるため、ターゲットに合わせたSNS選びが、動画広告を投稿するうえで大切です。
そしてSNS選定ができたら、数種類の広告フォーマットから、1つないし複数を選択します。
広告フォーマット選びも終えたら、残る作業は、動画広告を用意すること。
ちなみに最適な動画広告の長さは、YouTubeを除けば15秒以内です。
動画SNS広告を選ぶヒントになれば、うれしく思います。