凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区 代表取締役社長:麿 秀晴)は7月11日、農産物の生産者と、宿泊施設や介護施設、飲食店など地域の顧客(以下、実需者)を専用のアプリ上でつなぎ、生産情報と需要情報をマッチングするプラットフォーム「ジモノミッケ!™」を開発したと発表。
「ジモノミッケ!™」とは
「ジモノミッケ!™」とは、農産物の地産地消を支援する需給マッチングプラットフォーム。サービス概要を図で表すと、下記ようになる。
「ジモノミッケ!™」の特長
特長1.直感的に操作できるインターフェース
生産者は「供給(サプライ)情報」、実需者は「需要(デマンド)情報」をPCやスマートフォンから少ないアクションで登録ができる。また、「入札」(デマンド情報への生産者からのリアクション)や「落札」(サプライ情報への実需者からのリアクション)などマッチングの状況はリアルタイムで確認可能。
▼「ジモノミッケ!™」実需者用画面例(デマンド情報に関するタイムライン表示)
▼「ジモノミッケ!™」実需者用画面例(登録したデマンド一覧)
特長2.トレーサビリティによる品質管理が可能な物流体制
マッチング後は、指定日時に専任の配達員が生産者の軒下で農産物を集荷し、AIルーティング機能により算出された最適なルートを通って実需者に納品する。無線通信タグを貼付したコンテナによるトレーサビリティ・温度管理ができる仕組みを導入し、安全な物流体制を構築する。
特長3.最適な取引相手を自動マッチング(開発中)
生産者と実需者がそれぞれ入力したデータをもとに、最適な取引相手を自動的にマッチングする。
特長4.都市OSとデジタル地域通貨との連携(開発中)
都市OS(※)を介したデジタル地域通貨との連携により、現金化までのタイムラグを解消し、決済の可視化、最適化を実現する。
(※)都市OSとは
その都市にあるエネルギーや交通機関をはじめ、医療、金融、通信、教育などの膨大なデータを集積・分析し、それらを活用するために自治体や企業、研究機関などが連携するためのプラットフォームのこと。
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