Google広告のあらゆるチャネルと広告枠で高い成果を得ることができるGoogle自動化機能の集大成「P-MAXキャンペーン」。
Googleは今後数週間にわたり、P-MAXの新機能として「新規顧客の獲得」を促進する機能、パフォーマンス把握に役立つ機能、スマートショッピングキャンペーンのアップグレードをワンクリックで行える機能を公開すると4月26日に発表した。
このツールは 8 月から 9 月にかけて段階的にリリース。年末年始商戦に向けて万全に準備できるよう、このツールを使ってできるだけ早くキャンペーンをアップグレードしていただくことを強く推奨している。
新規顧客獲得に向けてキャンペーンを最適化
「新規顧客の獲得」目標は、これまでスマートショッピングキャンペーン利用の広告主のみが対象でしたが、見込み顧客の発掘やオンライン販売の増加を目指すすべての広告主に P-MAXでこの目標を利用できるようになる。
この目標を指定すると、指定の広告費用対効果を維持しながら、新規顧客での入札単価を既存顧客よりも引き上げたり、新規顧客だけを重視して最適化したりすることが可能になる。また、カスタマーマッチリストを通じて自社データを提供する、コンバージョンタグを設定する、Googleの自動検出機能を使うといったきめ細かい手法で新規顧客を発掘できる。
分析情報ページの新機能でパフォーマンス向上を実現
分析情報ページには、キャンペーンのパフォーマンスを改善し、ビジネス戦略を拡張するのに役立つ重要な分析情報が自動的に表示される。
過去のパフォーマンスを把握し将来の機会を見極めるために、Google広告で元データを掘り起こしたり、複数のレポートを分析したりする必要がなくなる。
今後数週間のうちに分析情報ページの新機能がリリースされ、効果的な分析情報を簡単かつ迅速に入手できるようになる。
アセットオーディエンス分析:
特定のオーディエンスセグメントに対するテキスト、画像、動画の効果を確認できる。
診断に関する分析情報:
P-MAXキャンペーンを作成すると、広告表示を阻んでいる設定の未解決の問題について確認できるようになる。
スマートショッピングキャンペーンのP-MAX へのアップグレードを開始
スマートショッピングキャンペーンを利用中の場合は、今後数週間のうちに「ワンクリック」アップグレードツールが Google 広告に表示される。
ローカルキャンペーンを利用する場合は、6 月よりP-MAXキャンペーンへのアップグレードを開始。アップグレードツールが使用できるようになると、Google広告アカウントに通知が表示され、Google広告の [最適化案] ページまたは [キャンペーン] ページからアップグレードツールにアクセスすることもできる。
アップグレードツールでは、P-MAX キャンペーンを1つのキャンペーンでまとめてアップグレードすることも、特定のキャンペーンを選択してアップグレードすることも可能に。
スマートショッピングまたはローカルキャンペーンをアップグレードすると、それぞれのキャンペーンは別の新しいP-MAXキャンペーンとなるが、以前のキャンペーンから学習内容が P-MAXキャンペーンに引き継がれ、一貫したパフォーマンスが維持される。キャンペーンの予算と設定も新しいキャンペーンに引き継ぐ。
スマートショッピングキャンペーンは 7月から9月にかけて、ローカルキャンペーンは8月から9月にかけて自動的にアップグレードされる。
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