日本電気株式会社、AIを活用し小売店舗のDXを支援する「NEC 棚定点観測サービス」をリリース

日本電気株式会社(本社:東京都港区 代表取締役 執行役員社長 兼 CEO:森田 隆之 以下:NEC)は2月25日、スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売業向けに、商品棚に着目して小売店舗のDXを支援するクラウドサービス「NEC棚定点観測サービス」を提供開始した。

「NEC 棚定点観測サービス」とは

「NEC 棚定点観測サービス」とは、カメラ映像からAIがリアルタイムに自動で商品棚の在庫量を可視化し、商品の補充や前出しが必要な棚の情報を従業員に提供するサービス。

このサービスの提供背景は、実店舗で商品棚を最適な状況に維持するために、商品棚の状況を把握する「売場チェック」と商品を補充する「品出し」の作業が必要であり、従業員による売り場とバックヤードの行き来が多く業務負荷となっていたことが挙げられる。

「NEC 棚定点観測サービス」の3つの特長

特長1.NEC独自のAI技術を活用、モバイルアプリから在庫量を簡単に確認
NEC独自のAIを活用した画像認識技術によって、事前学習用に商品棚の画像を1枚登録するだけで、AIがリアルタイムに自動で商品棚の在庫量を可視化する。

また、専用のモバイルアプリにより、店内カメラで撮影した画像から商品棚部分のみを抽出し、歪みを補正してスマートフォンで簡単に確認できる。

さらに、商品補充が必要な商品棚優先表示やアプリへの通知が可能。手書きメモ機能の活用により作業指示などの情報共有にも活用できる。

特長2.業界初、人物消去機能を搭載し、プライバシーに配慮したカメラ運用を実現
特許出願済みのNEC独自技術で人物消去機能を基本機能として搭載している。人の映り込みを消去することで商品棚の状態を安定して確認でき、プライバシーに配慮したカメラ映像の管理ができる。

特長3.カメラ機材も含めた映像クラウドサービスとして提供
カメラ機材も含めた映像クラウドサービスとして提供する。IPカメラのため複雑な工事が必要なく簡単に導入が可能。

また、店舗内のカメラ映像をクラウド上に保存することで、本部や店舗外から状況把握・一元管理が可能なため、効率的な運営を実現する。

<リンク>

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000096542.html