Yahoo!広告は9月13日、今後の機能追加などに先がけて、パフォーマンスレポートの一部機能を変更すると発表した。また、コンバージョン測定の目的のレポート表示も合わせて変更される。
実施日は2021年10月20日予定。
変更の概要
パフォーマンスレポートの変更点
実施日以降に新規作成するレポートおよび新テンプレートでの変更点は、以下のとおり。
レポートの追加
- ランディングページURLレポート
広告をクリックして表示されたランディングページURLを中心とした効果測定値を確認できる - 入札価格調整率レポート
キャンペーンと広告グループに設定した入札価格調整率の一覧を出力できる - サイトリターゲティングレポート(キャンペーン単位)、サイトリターゲティングレポート(広告グループ単位)
サイトリターゲティングレポートをキャンペーン単位と広告グループ単位に分割できる
レポートの終了
- 最終リンク先URLレポート
後継となるランディングページURLレポートを利用 - サイトリターゲティングレポート
後継となるサイトリターゲティングレポート(キャンペーン単位)、サイトリターゲティングレポート(広告グループ単位)を利用
項目の追加
- 地域別レポート
-「大都市圏」を追加。
-「市・区・郡」を「地域の詳細」に変更 - 広告レポート、キーワードレポート、広告表示オプションレポート
「最終リンク先URL(スマートフォン)」を「スマートフォン向けURL」に変更 - 広告表示オプションレポート
「アドカスタマイザー」を追加
項目の削除
- キャンペーンレポート、広告グループレポート
「スマートフォン入札価格調整率(%)」「PC入札価格調整率(%)」「タブレット入札価格調整率(%)」を削除
※新たに追加する「入札価格調整率レポート」を利用 - 検索クエリーレポート(動的検索連動型広告)
「ドメイン」「対象外キーワード登録状況」を削除
項目および表示の変更
- 項目「デバイス」の選択肢を以下のとおり変更
– フルブラウザ搭載の携帯端末 → スマートフォン
– フルブラウザ搭載のタブレット端末 → タブレット - 数値の表示が有効な桁数に満たない場合、従来は末尾に「0」(半角数字)を付けていたが、新レポートでは削除
例:1.3800 → 1.38 - 値が存在しない場合の表記を、以下の通り変更
– 値が数値の場合、従来の「0」(半角数字)と「—」から、「0」に変更
– 値が文字列の場合、従来の「—」から空白(空欄)に変更
また、一部の項目で以下の変更を実施する。
- 従来は切り捨て対象だった小数点以下の値を表示
- 10%より小さい値を「0.1」から「0.0999」に変更
- 90%より大きい値を「0.9」から「0.9001」に変更
- 桁数処理について、「小数点第3位で四捨五入」から「小数点第5位で四捨五入」に変更
- 除算を含む項目をフィルターに指定した場合、その分母と分子の両項目を表示項目に指定すると、合計行が計算される。それ以外の場合、合計行は0で表示される
その他の変更
- レポートごとの組み合わせ不可項目を変更
- ラベル(JSON)の出力形式を変更
- 検索クエリーレポート(動的検索連動型広告)において「URL」項目の値が異なる場合、表示項目で「URL」を未選択でも、別のデータ行として出力
- 新レポートでは、「レポート出力の設定」から「レポートで抽出する項目」(インプレッションがない項目は含まない)を削除。
インプレッションのない項目の大量出力を防ぐため、新レポートの設定画面では、初期設定で「フィルターをかける」項目の「インプレッション数」を「「1」以上」に設定。インプレッションのない項目も出力する場合は、この設定を削除する。
コンバージョン測定の目的のレポート表示変更
現在はアプリコンバージョンのみ利用できる新しい方式のコンバージョン測定を、今後ウェブページなど全てのコンバージョンに拡大予定。「コンバージョン測定の目的」が、従来の数種類から19種類と大幅に増加し、広告の狙いに合わせた目的を選択しやすくなる。
新レポートで「コンバージョン測定の目的」を設定して出力した場合、現在のコンバージョン測定の目的が新しい目的名で表示される。
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