2023年、GoogleはCookieの第三者提供を廃止すると発表しました。このCookie廃止が、デジタルマーケティング企業に及ぼす影響は計り知れず、インターネット広告企業にとっては、死活問題になるかもしれません。
Cookieレスの時代が到来すれば、閲覧履歴に基づいたターゲットに広告配信ができないのはもちろん、コンバージョンなどのデータ分析すらできなくなってしまいます。
今回は、Cookieが廃止されることで、デジタルマーケティング企業にどんな影響が及ぶのか解説します。
Cookie廃止が、デジマ企業に及ぼす影響
大きな影響を受けるのは、インターネット広告をはじめとするデジタルマーケティング企業になります。その理由は、これまでCookieに依存している節があるからです。では、Cookie廃止されると何ができなくなるのか、その影響について詳しく見ていきましょう。
影響1:リターゲティングができなくなる
まずは、Cookieベースのターゲティングができなくなります。具体的には、リターゲティングができなくなります。リターゲティングとは、ユーザーが過去に閲覧した商品やサービスを、広告というかたちで再度表示する手法です。
Cookieが廃止されてしまえば、このリターゲティングができません。以前ユーザーが閲覧した商品・サービスのデータがわからなくなり、ターゲット選定が明確にできなります。極端に言えば、テレビ・新聞・雑誌・ラジオといったマスコミ四媒体のように、大まかなターゲット設定になってしまうのです。
影響2:CVトラッキングができなくなる
次に、Cookieベースのデータ分析ができなくなります。特に問題なのは、コンバージョン(CV)のトラッキングができなくなることです。
これによりコンバージョン率の改善が難しくなります。どうすればコンバージョンにつながり、どうすれば離脱されるのかといった分析ができなれば、それは当然ですよね。結果的に、広告の費用対効果が下がってしまう可能があるのです。
以上の2つの影響により、Cookieベースのインターネット広告の効果は、大きく下がる懸念があります。
まとめ
2023年に、GoogleがCookieの第三者提供を廃止をすることで、デジマ企業は大きな影響を受けます。これまでのようなリターゲティング、CVトラッキングは、もうできません。デジマ企業、特にインターネット広告企業は、この大変革を乗り越える必要性に迫られます。