リスティング広告やFacebook広告等の運用型広告配信にはクレジットカードが必要です。しかし、何らかの事情で法人用クレジットカードが使えずヤキモキしている方もいるのではないでしょうか。
結論、運用型広告を適切に運用するにはクレジットカードが不可欠なのですが、銀行振込で前払い(デポジット)も可能ではあります。
今回は、リスティング広告の入金を銀行振込で行う方法を解説します。
Yahoo!広告は銀行振込で前払いできるのか?
イエスです!クレジットカードがなくてもOK!
Yahoo!広告の支払いはクレジットカードでも原則前払いです。
振込すると消費税を差し引いた金額が広告アカウントに入金(デポジット)され、広告費が発生したらアカウント残高から支払われます。
新規配信する場合は、ゆとりをもって広告配信日の5営業日前までに指定口座へ振込ましょう。
※請求書は発行できません。
一点だけ注意が必要です。
クレジットカード決済の場合は、アカウント残高が1万円を切ったら自動で1万円を入金する自動入金が利用できますが、銀行振込では自動入金が利用できません。
これが意味するのは、アカウント残高がほぼない状態で振込手配すると、最悪広告掲載が停止する可能性があるということです。
獲得できる需要期や長期休暇時にアカウント残高ゼロにならぬよう、アカウント残高が1日の消化金額×7日分を下回ったら振込手配し、残高ゼロになる5営業日前には確実に振込ましょう。
また、Yahoo!広告は支払額が即課金として消化される訳ではありません。
経理処理は、支払い時に前払金として毎月末などに消化金額を広告宣伝費に振り替えるか、とりあえず広告宣伝費にして期末に未消化分を前払金に振り替える処理が必要です。
消化金額は広告管理画面から「月次ご利用明細」としてダウンロードできます。
Google広告は銀行振込で前払いできるのか?
イエ・・・ス?
日本でGoogle広告の新規アカウントを作成する際に選べる支払い方法は自動支払いのみです。そのため、新規アカウントを作成する際に必ずクレジットカード・デビットカードが必要です。
抜け道はないかと調べまくりましたがありませんでした。。。諦めましょう。
従って、法人用のクレジットカード/デビットカードがない場合は、担当者個人のクレジットカードでアカウントを開設する他ありません。
しかしご安心ください。
アカウント開設さえ終われば、Yahoo!広告同様に銀行振込での手動入金が利用できます。
※請求書は発行されません。
手順が分かりづらいので画像で紹介します。
Google広告の銀行振込手順
①広告管理画面にログインし、上部メニューの【設定と請求】から【概要】をクリック。
②右部のお支払いバナーをクリック。
③【振込】をクリックすると、振込口座が表示されますので任意の金額を振込ましょう。チラ見えしていますが、コンビニ支払い・ペイジー支払いも可能です。
振込後3~10営業日以内に、残高の更新を確認するメールが届きます。確認メールが届かない場合はGoogleへ問合せしてください。
残高切れすると、あなたのクレジットカードで課金が始まる!
アカウント開設時に設定した支払いタイプ:自動支払いは生きています。
銀行振込で入金した広告費がゼロになった場合、自動支払いが適用されます。あなたのクレジットカードで広告費の決済が始まってしまうため、残高切れには注意しましょう。
Microsoft広告は銀行振込で前払いできるのか?
2022年6月に本格的にスタートした、検索エンジンBingへリスティング広告を掲載できるMicrosoft広告は、銀行振込で前払い可能です。
ほかにも、下図の通りクレジットカードをはじめデビットカードやPayPalでも前払いできます。
請求書が無ければ振込できない!という場合は?
媒体社から前払い請求書は発行されませんので、どうしても必要な場合は自社で媒体社に支払うのではなく、広告代理店等へ委託し支払いを肩代わりしてもらいましょう。
ただし、広告運用のインハウス化を目指すなら、クレジットカードの準備ができ次第アカウントを引き継げるよう広告アカウントの譲渡ができる契約にしておきましょう。
ウェブサイトの来訪者データ(リタゲリスト)・キーワードの品質スコア・運用履歴・広告アカウントが引き継げなければこれらのデータの溜め直しになり、無駄な時間を過ごすことになります。
とはいえ、広告アカウントの所有権は広告アカウントを開設した人、つまり広告代理店にありますので、なかなか譲渡を承諾する会社は少ないでしょう。
そんな時は、当社株式会社ツギノテの伴走型インハウス支援サービスの利用をご検討くださいませ。
プロが作った広告アカウントを丸っと譲渡できます。
リスティング広告のインハウス支援サービス