消費者庁は12月10日、メルセデス・ベンツ日本株式会社が供給する普通自動車「GLA180」「GLA200d 4MATIC」「GLB200d」及び「GLB250 4MATIC スポーツ」に係る表示について、それぞれ景品表示法に違反する行為であるとして措置命令を行なった。
景表法違反の概要
普通自動車「GLA180」に係る表示
・「ＡＭＧライン」というパッケージオプションに含まれるサスペンションは、「スポーツサスペンション」というサスペンションであるかのように表示していた
普通自動車「GLA200d 4MATIC」に係る表示
・「ダイレクトステアリング」機能が標準装備であるかのように表示していた
・サングラスケースが標準装備であるかのように表示していた
・「自動再発進機能」機能が標準装備であるかのように表示していた
・「アクティブステアリングアシスト（アクティブレーンチェンジングアシスト、アクティブエマージェンシーストップアシスト）」機能が標準装備であるかのように表示していた
・本件商品に係るＡＭＧラインに含まれるサスペンションは、スポーツサスペンションであるかのように表示していた
普通自動車「GLB200d」に係る表示
・ダイレクトステアリングが標準装備であるかのように表示していた
・「オフロードエンジニアリングパッケージ」という複数の機能がパッケージになっているものが標準装備であるかのように表示していた
・サングラスケースが標準装備であるかのように表示していた
・自動再発進機能が標準装備であるかのように表示していた
・アクティブステアリングアシストが標準装備であるかのように表示していた
・ＡＭＧラインに「Ｍｅｒｃｅｄｅｓ－Ｂｅｎｚロゴ付ブレーキキャリパー」と称するブレーキキャリパーが含まれているかのように表示していた
・ＡＭＧラインに「ドリルドベンチレーテッドディスク」と称するベンチレーテッドディスクが含まれているかのように表示していた
・ＡＭＧラインに「スポーツコンフォートサスペンション」と称するサスペンションが含まれているかのように表示していた
普通自動車「GLB250 4MATIC スポーツ」に係る表示
・ロゴ付きキャリパーが標準装備であるかのように表示していた
・ドリルドベンチレーテッドディスクが標準装備であるかのように表示していた
・サングラスケースが標準装備であるかのように表示していた
しかし実際は、一般消費者に対し実際のものよりも著しく優良商品であると表示したとして景品表示違反となった。
その結果、景品表示違反である旨を一般消費者に周知徹底、再発防止策として役員及び従業員への周知徹底等の措置命令が行われた。
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