【Instagram】休憩を促す機能など若年層の利用者を守る取り組みのアップデートを発表

Instagramは12月8日、利用者がInstagram上での時間の使い方について十分に理解した上で判断できるよう、一定時間以上アプリを利用すると休憩を促す機能を段階的に全世界で提供開始することを発表した。

本機能は米国、英国、カナダ、オーストラリアで本日より提供を開始し、日本を含む他の国では近日中にテストをスタートする。来年初めにはすべての国で正式に導入される予定。

Instagramの利用中に休憩を促す機能をアップデート

この機能は、一定の時間アプリ画面をスクロールし続けている利用者に対して、Instagramの利用を休止し、今後も定期的に休憩を取るようリマインダー設定を促すもの。

また専門家の意見を参考に、気分転換や利用時間を見直すためのアドバイスも表示。加えて、特に若年層の利用者に本機能について知ってもらえるよう、リマインダーをオンにするようアプリ内で通知を実施する。

大人による16歳未満の利用者タグ付けやメンションを制限

16歳未満の新規アカウントをデフォルトで非公開に設定し、望まないやり取りをなくすため、大人が自分をフォローしていない若年層の利用者にDMを送ることができないように制限。

この取り組みをさらに強化し、16歳未満の利用者が新たにアカウントを開設する際、大人が自分をフォローしていない若年層利用者のタグ付け、メンションできないようにする。

リミックス機能を使ってリールを作成する際や、まとめ機能で紹介するコンテンツについても、同様に自分をフォローしていない若年層の動画や投稿を利用することはできない。

これらの変更は全世界の利用者を対象に本日からテストを開始し、来年1月には正式に導入予定。

Instagram上のアクティビティを管理しやすく

来年1月より、過去に投稿したコンテンツやコメント、いいねの履歴などを一括して削除できる機能を導入。

Instagramでどのような情報を共有したのか、他の利用者から閲覧できる情報はどんなものかを理解しやすくなり、オンライン上の履歴をより簡単に管理できるようになる。

若年層の利用者におすすめするコンテンツの厳格化を検討

若年層の利用者に対して、「センシティブコンテンツコントロール」の「さらに制限」の設定を、発見タブ以外にも拡大することを検討中。

この変更が導入された場合、検索や発見タブ、ハッシュタグ、リール、おすすめのアカウントといった様々な画面で、有害あるいはセンシティブな可能性があるコンテンツが目に入りにくくなる。

特定のトピックに集中している利用者を別のコンテンツに誘導

Instagramが実施した調査では、1つのトピックに関するコンテンツを一定時間以上見ている利用者には、適切なタイミングで別のトピックに目を向けるよう誘導することが有効だと明らかになった。

そのため、特定のトピックに集中している利用者に対して、他のコンテンツへの移動を促す機能の開発が進行中。

保護者向けの取り組み

Instagram上で保護者が10代の子どもを指導し、サポートしやすくする機能を来年3月に導入予定。新たに導入するツールによって、子どもがInstagramを利用している時間を確認、上限を設定できるように。

また、子どもがアプリ内の機能を使って他の利用者を報告した場合、保護者にも通知がいくオプションを提供。これらの機能は、専門家と協力しながら時間をかけて改良し続けていく予定。

Instagramでは、若年層の利用者にとって安心かつ安全なオンラインプラットフォームを実現するため、専門家や政策立案者と生産的なコラボレーションを重ね、今後も取り組みが続けられる。

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Instagram、休憩を促す機能など若年層の利用者を守る取り組みのアップデートを発表