消費者庁は9月15日、「免疫力が高まり、疾病の治療又は予防の効果が得られる」をうたった『ブロリコ』という食品を販売した、イマジン・グローバル・ケア株式会社(東京都港区 代表:木下弘貴)を景品表示法に違反するとして課徴金納付命令を発出した。
イマジン・グローバル・ケア株式会社の課徴金納付命令の概要
イマジン・グローバル・ケア株式会社は、「飲めば免疫力を高める」と謳ったサプリメント「ブロリコ」を販売。
平成28年11月2日〜平成31年1月28日までの間に、自社ウェブサイトや「免疫力を高めるブロリコとの出会い」と題する冊子、「病気を予防したいあなたへ。」と題するチラシで商品を宣伝した。
自社ウェブサイトにおいて、本件商品を以下のように表示。
「免疫 力を高める方法についての情報 ブロリコ研究所」
「免疫低下で病気 を招く」及び「免疫を高めるブロリコ」
「もっと知りたい! 今話題 のブロリコと自然免疫活性成分って?」
「免疫力を高めるブロリコ」
また、冊子やチラシにおいても「免疫力を高める ブロリコとの出会い」「免疫が下がるとあらゆる疾病リスクが高ま る」等、本件商品を摂取するだけで、免疫力が高まり疾病の治療又は予防の効果が得られるかのように表示した。
しかし、実際は裏付けとなる合理的な根拠を示すものはなく、1億7889万円の課徴金納付命令が命じられた。
【打消しの有無】
チラシに掲載された体験談において、「※個人の感想であり体 感には個人差があります。」と表示していたが、当該表示は、一般消費者が本件商品の効果に関する認識を打ち消すものではないとされた。
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