「Cookie」の説明できますか?初心者でもわかりやすく徹底解説!

Cookie(クッキー)とは、簡単に言うと、WebサーバーがWebブラウザに対して、特定の情報を保持させておく仕組みです。正確に言うと、Cookieとは、その特定の情報のことであり、小さなテキストデータです。

では、なぜ小さなテキストデータを保持する必要があるのでしょうか。Cookieがないと、どうなってしまうのでしょうか。

Cookieのメリット

みなさんは、インターネット通販で書籍を購入したことが一度はありますよね。そのとき、一時的に履歴が残っていたり、おすすめの本が表示されていたことがありませんか。そして、それは自分のパソコン以外でも、そうなっていたと思います。

それが、Cookieのメリット。一時的に情報を保持することで、ユーザーは前回の続きから操作することが可能になるのです。つまり、Cookieがあることで、ユーザーの利便性が向上します。毎回パソコンの情報がリセットされていたら、不便で仕方ないでしょう。

正式名称は、HTTP Cookie

最後に補足しますと、Cookieの正式名称は、HTTP Cookie(エイチティーティーピークッキー)です。

HTTPは、HyperText Transfer Protocolの略。直訳すると、ハイパーテキストを移行する手順という意味です。なんだかよくわからないですよね。では専門的な話をやめて、身近な例で説明しましょう。

私たちが普段インターネットを使っていると、「https~~~」という、httpのおしりにs(secure=安全)がついたURLを目にしますよね。実はこれ、~~~のページを安全に開いてくださいといったことです。つまり、httpは「s(安全に)」という指令がない、単にページを開いてくださいといった命令になります。そして、そのときに保持される情報が、HTTP Cookieということです。

まとめ

HTTP Cookieは、ユーザーが快適にインターネットを閲覧するために欠かせないもの。Cookieという小さなテキストデータが一時保存されるため、前回の操作内容などがリセットされずに、前の続きから操作ができるのです。