株式会社ソフトクリエイト(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:林 宗治)は3月29日、大規模言語モデル(LLM)を利用し、企業内のデータを参照し回答を生成するチャットボットを「Safe AI Gateway Ver.2.0」にて搭載し、提供を開始した。
このバージョンから、企業等で利用する文書・手順書・業務規定等のさまざまなデータを簡単にチャットボット化することができ、業務改善に役立てることができる。
Safe AI Gatewayとは
Safe AI Gatewayとは、株式会社ソフトクリエイトが2024年2月20日にリリースした、企業が生成AIを「安全・簡単」に利用できるように開発したサービス。
安全な大規模言語モデル(LLM)を利用したチャット環境を提供しており、チャット履歴などのデータは顧客個別の論理的な空間に保存される、AIの学習に利用されないなど、安全性に配慮した設計が特徴。
Safe AI Gateway Ver.2.0の特徴
Safe AI Gateway Ver.2.0の特徴は、以下のとおり。
- 生成AI型のチャットボットが自社で簡単に作れる。たった1分で
専用の管理画面から、企業等で利用する文書・手順書・業務規定等のファイル(PDF形式またはテキスト形式)をアップロードすることにより自動的に学習が行われ、利用開始後、最短1分でチャットボットが完成する。
企業から文書データを預かり、専門のエンジニアや担当者がチャットボットを作成するサービスとは異なり、生成AIを利用する企業の担当者で学習データのアップデートも行える。 - 身近に感じられるインターフェースで作成もスムーズ
たとえば、チャットボット作成に必要な項目はたったの5つ。
チャットボット名・管理部署名・学習データの種類・データがない場合の回答・回答スタイルを定義するだけで簡単にチャットボットを作ることができる。 - 完成したチャットボットの公開も簡単
専用の管理画面上で完成したチャットボットの公開設定を行うことで、企業担当者の好きなタイミングで社内チャットボットの公開が可能。
チャットボット作成ごとに新しいURLを利用者に連絡する必要はない。 - 運用に便利な機能が充実
実際のチャットにより精度を検証できる「テスト機能」の利用や、チャットボットごとの会話履歴の管理等を管理画面上で実施できる。
会話履歴を確認することで回答できなかった質問を抽出し、強化学習をさせることでチャットボットの精度向上に向けた運用が可能となる。
▼チャットボット作成のイメージ画像
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