Yahoo!広告は6月8日、MCCアカウント 複数階層構造での設定に対応したと発表。
対象サービス
Yahoo!広告 検索広告
Yahoo!広告 ディスプレイ広告
対象ツール
広告管理ツール
キャンペーンエディター
実施時期(予定)
2023年秋頃に実施
※詳細な日程は決まり次第発表。
※実施時期は変更になる場合がある。
概要
Yahoo!広告においてMCCアカウントを複数の階層構造で設定できるように機能改善を実施。
- (変更前)MCCアカウントの配下には広告アカウントのみ作成可能
- (変更後)MCCアカウント配下には広告アカウント、MCCアカウントのいずれも作成可能
また、上記機能改善に伴い以下も実施。
本機能改善により、自社アカウントや他企業のアカウントにおいて適用される権限の仕組みがシンプルになるため、権限管理のさらなる効率化や利便性向上が期待できる。
広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化
広告管理ツールのログイン時にアカウントの選択が必須となる。
アカウントは、ログインユーザーが権限を持つ全てのMCCアカウント、広告アカウントの一覧から選択。
アカウントを選択すると、選択したアカウントとその配下のアカウントが操作可能。
また、選択したアカウントに対して付与されている権限と同じ権限が、その配下にある全てのアカウントにも適用される。
なお、選択したアカウントは、広告管理ツール画面上でいつでも変更可能。
ルートMCCの公開
ルートMCCとは、企業配下にある全てのMCC、および広告アカウントの最上位に位置するMCCアカウント。
1企業に対して1つ作成され、企業の「ツール管理者」に対してのみルートMCCの「管理権限」が付与される。
アカウント選択画面にてルートMCCを選択することにより、企業配下にある全てのアカウントを「管理権限」で操作可能。
他企業の広告アカウントとのアカウントリンク時に適用される権限、および操作範囲の変更
他企業とのアカウントリンク時に、MCCアカウントに対して許可する操作範囲の設定項目の名称や値を以下のとおり変更。
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
項目名 | 許可する操作 | アカウントリンク目的 |
設定値 | 全て | アカウント管理 |
設定値 | 参照のみ | ライブラリー共有のみ |
設定済みの「許可する操作」の値は、「アカウントリンク目的」の値へシステム側で自動移行を実施。
ただし、設定内容によって他企業の広告アカウントに適用される権限や操作範囲が変更になるため、事前に設定の見直しが必要となる場合がある。
同一企業内で既存アカウントとアカウントリンクを行う場合
従来の「アカウントリンクの申請→承諾」のフローは廃止。
同一企業内で既存のアカウントとアカウントリンクを行う場合は、新規で追加される「アカウントリンク先の変更」機能を推奨している。本機能は従来フローの「申請」「承諾」の複数のステップが不要なため、よりシンプルな操作で設定できる。
その他の変更
アカウントを選択した状態での広告管理ツールのURLが変更になる。
特定のアカウントを選択した状態の広告管理ツールのURLをブックマークしている場合、実施日以降URLが変更になりますのでブックマークを変更。
アカウント一覧画面の提供を終了。
「広告管理ツールログイン時のアカウント選択必須化」の仕様変更の影響により、広告管理ツールの「アカウント一覧」画面の提供を終了。
今後アカウントごとの運用実績を確認する際は、広告管理ツールにログインし、アカウント選択後の画面を参照。当該画面ではログイン時に選択したアカウント、およびその配下のアカウントの実績値が表示される。
表示されていないアカウントを表示するには、表示したいアカウント、もしくは表示したいアカウント上位のMCCアカウントを選択し直しが必要。提供終了するアカウント一覧画面のような一覧を表示するには、アカウント構成の見直しが必要な場合がある。
他企業のユーザーに「管理権限」が付与可能になる。
ただし、「管理権限」を付与されたユーザーであっても、他企業のユーザーは資金管理関連の操作(入金手続き、口座情報の登録・参照など)はできない。
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