Google広告は5月10日、今年のGoogle I/Oにおいて、AIにおけるGoogleの最新技術が、より良い情報や知識の獲得、創造性と生産性の強化、イノベーションの加速にどのように役立つかについて発表した。
概要
ジェネレーティブ AIによる新しい検索方法の紹介
ジェネレーティブ AI独自の機能と、情報に関するGoogleの長年の知見を組み合わせることで、検索では回答が得られると思われていなかったような、まったく新しいタイプの質問に対応できる。今回の Google I/Oでは、この取り組みの第一歩である、AIを活用した新しいスナップショットと会話モードがプレビュー公開となった。
広告は、業界最先端のわかりやすい広告ラベルとともに、ページ全体の専用広告スロットに引き続き表示される。
その他の主な発表内容
Bard
Workspace、マップ、レンズなどの Googleアプリを使用した新しい拡張機能、20種類のプログラミング言語によるコード生成、Google検索からの画像を使用した視覚に訴える応答機能がリリースされる。また英語での提供を180か国で開始し、待機リストを撤廃する。日本語、韓国語のサポートも開始し、今後さらに40か国語に対象を拡大する予定。
Duet AI for Google Workspace
生産性とコラボレーションの促進を支援する新機能。AIを利用することで、わずか数語のプロンプトで簡単にドキュメントやメールの下書きを作成したり、テンプレートや画像を生成したりできる。
Google CloudにもDuet AIが導入
コンテキストに応じたコード補完、関数全体のリアルタイム生成、コードレビューや検査のサポートなど、さまざまな機能を利用できる。
Vertex AI for Google Cloud
基盤モデルへのアクセスが可能になる。たとえば、テキストおよびチャット向けのPaLM、画像生成の Imagen、コード補完と生成のCodey、300を超える言語で正確な音声文字変換を提供するユニバーサル音声モデルのChirpなどを利用可能。
責任あるAIの構築とデプロイ
GoogleはAIがまだ発展途中の技術であることも認識しており、AIに関する責任への着実な投資を続けている。また、大胆なイノベーションの推進にとどまらず、適切な AIの実現に向けて、業界の専門家、行政機関、パートナーと協力しながら、責任を持ってAIの構築に尽力している。
<リンク>
https://support.google.com/google-ads/answer/13571968?sjid=15786859101290091827-AP