Google 広告は3月7日、旅行関連の目標達成のためのP-MAX機能リリースについて発表した。
概要
今回のリリースは高い評価を得ているP-MAXをさらに発展させたもので、特にホテル向けに機能が拡充されている。GoogleのAI を活用し、設定も簡単で、旅行計画中のユーザーに最適なタイミングで関連性の高い広告を表示できるキャンペーンである。広告は、Google マップ、Google検索、YouTube、ホテル広告などの Google のチャネルと広告枠の全域に自動的に配信される(年内に提供開始予定)。
新規顧客獲得の方法を多様化する
旅行関連の目標達成のためのP-MAX を利用すれば、ホテル利用客へのリーチを拡大し、Google サービス全域で直接予約を増やせるようになる。Google のAIによって、宿泊先を探しているユーザーの特定とキャンペーンの作成を簡単に行える。簡単な設定を1度行うだけで、広告を複数のフォーマットで作成できる。作成した広告は、Googleのチャネルと広告枠の全域に自動的に配信される。広告を作成するには、ホテル選択ツールを使って、地図上でホテル物件を選択するのみ。
すべてのフォーマットで、選択したホテルの広告にクリエイティブ要素(コピー、画像、URL など)が自動的に入力される。自動的に入力されたこれらのアセットを編集することも、代わりにご自身のアセットをアップロードすることもできる。
予約を増やして費用対効果を最大化する
P-MAXを使用している広告主は、現在と同程度のコンバージョン単価で、コンバージョン数を平均で 18%増やしている。このように、P-MAX を使うことで、より多くのユーザーに広告を表示して、予約数を増やすことが可能になる。予算のしきい値とコンバージョン目標を設定するだけで、GoogleのAIが、入札、チャネルの枠を超えた広告の最適化、パフォーマンスの高いアセット グループの選択などの日常業務をきめ細かく管理する。また、今後数か月以内に、ホテルのビジネス プロフィールで共有されているデータに基づくオーディエンス シグナルが利用可能となる予定。宿泊を検討しているユーザーを特定するのに役立つ。
プロパティ単位のレポートでパフォーマンスを把握する
P-MAXの分析情報ページでは、傾向を特定してパフォーマンスを把握し、需要予測、検索トレンド、検索語句に関する知見を得ることができる。たとえば、検索語句に関する分析情報では、宿泊客が何を検索しているのかを確認できる。また、旅行関連の目標達成のためのP-MAXでは、さらに簡素化されたレポートと旅行に特化したキャンペーンの最適化案を利用できる。1 つのキャンペーンで最大100個のホテル物件を扱うことが可能で、各地域のおすすめの画像、メッセージ、その他のクリエイティブ アセットが自動的に入力される。また、[ホテル] タブで地域ごとにキャンペーンのパフォーマンスを測定し、共有できる。
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