Yahoo!広告は10月7日、ディスプレイ広告(運用型)において、アプリユーザーに特化したオーディエンスリストの提供と、インストール以外のアプリイベントをコンバージョンとして測定する機能追加を実施すると発表した。
また、上記機能追加に合わせて「リンクID」機能を提供。
対象サービス
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)
実施日(予定)
2022年10月17日(月)
アプリユーザーに特化したオーディエンスリストの提供
アプリのイベント情報をもとにしたオーディエンスリストはこれまで「条件」のリストで利用可能だったが、「条件」のリストではアプリとウェブのユーザーが混在してしまう課題があった。
この課題を改善するためにオーディエンスリスト種別に「アプリユーザー」を追加し、アプリユーザーに特化したオーディエンスリストを提供。
オーディエンスリスト種別 | 含まれるユーザー | 補足 |
---|---|---|
条件 | ウェブとアプリのユーザーが混在する場合あり | ウェブとアプリのユーザーを分けるにはアカウントを分けて作成する必要がある |
アプリユーザー | アプリユーザーのみ | アカウントを分けずにアプリユーザーのみのリスト作成が可能 |
補足
「条件」のオーディエンスリストでも引き続きアプリユーザーを格納可能だが、機能提供後は「アプリユーザー」のご利用をおすすめしている。
インストール以外のアプリイベントコンバージョン測定機能の追加
これまでアプリのコンバージョン測定の目的には「その他」が固定で設定されており、アプリのインストールのみコンバージョン測定が可能だった。
機能追加後は、コンバージョン測定の目的がこれまで提供していた「アプリのインストール」の他に「アプリ内購入」や「商品カートに追加」などの幅広い選択肢から選択できるようになり、インストール以外のアプリ内イベントもコンバージョン測定が可能になる。
補足
- 測定したアプリ内イベントのコンバージョンは、パフォーマンスレポートや広告管理ツール上で確認できる。
- アプリ内イベントのコンバージョンは自動入札などの配信の最適化に利用される。
リンクID機能の提供について
Yahoo!広告と、ヤフー以外の企業が提供する広告効果測定ツール等とデータ連携するためのリンクID機能を提供。
補足
- 「アプリユーザーに特化したオーディエンスリスト」の利用には、広告管理ツールでリンクIDを作成し、広告効果測定ツール側への設定が必須。「インストール以外のアプリイベントコンバージョン測定機能」を利用する場合の設定は任意ですが、設定を推奨。
- 上記機能を利用する目的で作成するリンクIDはアカウント、アプリ、広告効果測定ツールで一意に採番される。
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